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天白川の橋 その2

 伊勢湾岸道路には、北から、新しく開通した名古屋高速道路四号線・東海線が東海ジャンクションで合流する。この高架道路は、県道55号線の上部を走っており、天白川を跨ぐ橋梁は2本が重なるように架かっている。県道に架かる橋は、「天白大橋」と呼ぶ。

天白川9

 天白川下流域、国道1号線あたりまでを地図で見てみよう。西から名高速4号東海線と県道55号線が重なって走っており、その隣に臨海鉄道南港線が通っている。少し離れて名鉄常滑線の鉄橋が架かり、並行して国道247号線が走っている。さらに上流には名四国道、JR東海道本線および新幹線、国道1号へと続いていく。とにかく、名古屋の主要幹線の多くが天白川を渡っているのである。

天白川下流マップ

名古屋臨海鉄道南港線は、港区の東港駅から知多市の知多駅までの11。3kmを走る貨物専用の鉄道である。トラック輸送がまだ活発になる前の昭和44年(1969)に開通した。工場への引込み線も多く敷設されたが、現在は化学薬品や石灰石の運搬など1日数往復が運行しているにすぎない。天白川の鉄橋でしばらく時間を過ごしたが、列車を見ることはできなかった。

天白川8


天白川の橋 その1(変更)

 天白川は、日進市の米野木あたりから流れ出して名古屋市東部を縦断した後、西に向きを変えて名古屋港へと注いでいく。河口では、名古屋港ワイルドフラワーガーデン 「ブルーボネット」 のある潮見埠頭にぶつかって左折し、伊勢湾岸道路の 「名港東大橋」 の下をくぐって伊勢湾へと流れていく。全長22。7kmの二級河川である。
 東大橋は 「名港トリトン」 の一つで、今年3月12日のブログで紹介した。そのときは、高速道路を走りながら(助手席から)の撮影であったが、今回は下から見上げての撮影である。斜張橋の斜めのワイヤーが美しい構造美を見せている。

天白川5

 潮見埠頭は、9号地とも呼ばれる埋立地で、石油産業などの危険物を扱う工場が集積している。面積210haのうち、約5分の1の43haは中部電力の 「新名古屋火力発電所」 である。その北端にある 「ブルーボネット」 は、もともとは工場立地法により義務付けられた緑地の一部である。中電は、この緑地を単なる樹林でなく、市民サービス施設として捉え、四季折々に楽しめる 「花飾りの庭園」 として整備したのである。
 ブルーボネットは、面積約2haとあまり広くはないけれど、中央に小川の流れる 「花の谷」 を始め、有名造園家などのデザインによる22のガーデンに分かれていて、個性的な花壇を鑑賞することができる。ガーデン埠頭からの水上バスや金山、新瑞橋からの市バスによっても行くことができるが、車なら汐見橋を渡ったり、伊勢湾岸道路潮見インターからでも便利である。
 私事ですが、名古屋市退職後5年間、このガーデンで園長を務めさせていただいた。

天白川6ブル

天白川の橋 その1

 天白川は、日進市の米野木あたりから流れ出し名古屋市東部を縦断した後、西に向きを変えて名古屋港へと注いでいく。河口では、名古屋港ワイルドフラワーガーデン 「ブルーボネット」 のある潮見埠頭にぶつかって左折し、伊勢湾岸道路の 「名港東大橋」 の下をくぐって伊勢湾へと流れていく。全長22.7kmの二級河川である。東大橋は 「名港トリトン」 の一つで、今年3月12日のブログで紹介した。
 伊勢湾岸道路には、北から、新しく開通した名古屋高速道路四号線・東海線が東海ジャンクションで合流する。この高架道路は、県道55号線の上部を走っており、天白川を跨ぐ橋梁は2本が重なるように架かっている。県道に架かる橋は、「天白大橋」と呼ぶ。

天白川D

 この辺りでは、国道247号線に沿って、名鉄常滑線が走っている。ここでも道路橋 「千鳥橋」 に並行して名鉄の鉄橋が架かっている。柴田駅から300mほど南である。常滑線は神宮前駅から常滑駅まで約30km、大正元年 (1912) に開通した。現在は常滑駅の先に、空港線がつながっており、中部国際空港までミュースカイが走っている。

天白川F



蒲郡の竹島橋

 三河湾の蒲郡沖に、小さな島が浮かんでいる。竹島と呼び、周囲680m、面積約2haの花崗岩でできた島である。標高は22mだが、背の高い樹林に包まれているので、さらに高くこんもりとした森に見える。その植生は常緑の広葉樹であり、内陸の落葉樹の森とはまったく景観を異にしている。わずか2haの樹林に、カゴノキやサカキカズラなど65科238種類もの植物が自生していて、学術的にも貴重なことから国の天然記念物に指定されている。
 島の中ほどに八百富神社が鎮座している。島全体が神社の境内であり、森厳を守るために森が保護されてきた。創立は古く、安徳元年 (1181) という。古来より 「竹島弁天」 と称して、日本七弁天のひとつに数えられている。領主松平家の崇敬は厚く、徳川家康の参拝も受けている。

竹島橋マップ

 陸地近くに島があると波が分かれた後ぶつかり合うので、島との間に浅瀬ができて引き潮時には陸地が見える。フランス北岸のモンサンミッシェルや我が国でも江ノ島などにその地形を見ることができる。この浅瀬に昭和7年、個人の寄進により初めての橋が架けられた。長さ約400m、「竹島橋」 と呼ぶ。現在のものは2代目で、昭和61年に架け替えられたものである。
 島の高台から見ると、対岸に三河山系の山々が遠望できる。手前の丘陵に建つのは蒲郡クラシックホテルである。アールデコ様式の瀟洒な建物で、日の出の絶景ポイントとしても有名である。大正から昭和にかけては「常盤館」と呼ぶ料理旅館で、有名な文人たちの利用も多く、小説の舞台にもなった。

竹島橋A

次のシリーズは「橋」

 平成27年4月から続けてきた 「旧東海道」 のシリーズも 「関宿」 で一段落しましたので、これからどちらの方向へ進もうかと迷いました。「中山道」 とか 「鎌倉街道」 とかいろいろ考えましたが、街道シリーズはまたの機会として、次は 「橋」 のシリーズにします。これまでに35か所の橋を紹介してきました。今後も個性的で、人々に親しまれている橋を探し歩きます。乞うご期待!!

橋シリーズ1
橋シリーズ2
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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