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ねじり橋(三岐鉄道・北勢線)
西桑名駅から40分ほどで楚原駅に到着する。そこから住宅地を15分ほど歩くと 「ねじり橋」 に至る。員弁川の河岸段丘の下部に、江戸時代に造られたという 「六把野井水」 が流れている。北勢線がこの井水を斜めに渡るために設けられた橋が 「ねじり橋」 である。この橋は、ブロックによるアーチ橋であるが、橋が斜めに架かっているため “ひねり” を入れて積んである。この構造は 「ねじりまんぽ」 と呼ばれている。
「ねじりまんぽ」 とはひょうきんなネーミングであるが、その意味は? 「まんぽ(manpo)」 とは、線路の下をくぐるための小さなアーチ・トンネルのことである。レンガやブロックで斜めのトンネルを造ろうとすると、重力をアーチ全体に伝えるために “ねじって” 積む必要があるといわれている。このような 「ねじりまんぽ」 は全国に25か所ほど知られているが、コンクリートブロック製のものはこの 「ねじり橋」 が唯一の存在である。非常に貴重なものであるとして、平成21年度に土木学会選奨の土木遺産に認定された。
「ねじりまんぽ」 とはひょうきんなネーミングであるが、その意味は? 「まんぽ(manpo)」 とは、線路の下をくぐるための小さなアーチ・トンネルのことである。レンガやブロックで斜めのトンネルを造ろうとすると、重力をアーチ全体に伝えるために “ねじって” 積む必要があるといわれている。このような 「ねじりまんぽ」 は全国に25か所ほど知られているが、コンクリートブロック製のものはこの 「ねじり橋」 が唯一の存在である。非常に貴重なものであるとして、平成21年度に土木学会選奨の土木遺産に認定された。