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教林坊の庭園

 琵琶湖・西の湖の東に安土城があり、さらに東に観音寺の山がある。その山裾の森の中に、“詫び・さびのかくれ里”といわれる通りの「教林坊」がひっそりと佇んでいる。二つの門と本堂、書院と経蔵が狭い庭園を取り囲むような配置で建つだけの小さなお寺である。
 門から書院までの細い苑路に心温まる看板を見つけた。地表に出た木の根を囲むように丸太が縛ってあり、「もみじの根を保護しています」と記されている。住職の、自然や植物に対する愛情が伝わってくる。パンフレットにも、「苔を踏まないでください」などと書かれている。

教林坊G

 由来書を読むと、推古13年(605)に聖徳太子によって創建されたのだという。寺名は、太子が林の中で教えを説かれたことに由来する。葦葺き屋根の書院は、江戸前期の様式を伝える貴重なものである。その裏側に立つ経蔵が、とても良い。田舎家の土蔵のように、壁は漆喰のない荒壁のままである。
 多くの観光客を招きたいと考えていないのか、公開されるのは4月・5月の休日と11月から12月10日までである。この寺を世に紹介したのは白洲正子の『かくれ里石の寺』、その一節がこの寺の庭園を見事に語っている。~~ここで私の興味をひいたのは、慶長時代の石庭で、いきなり山へつづく急勾配に作ってあり~~日本庭園のおいたちを見せられたような気がする~~

教林坊H


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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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