Entries
ハイドパーク
海外旅行のホテルでは、興奮状態にあるので朝早く目が覚めてしまう。部屋でウロウロするのも迷惑なので、着替えて外へ出る。ロンドンでは、ハイドパークを散歩することにした。早朝の街は静かで、ほとんど人を見かけなかった。
しかし、公園には先客がいた。ジョギングをする人。園路には舗装されてない部分があって、乗馬コースになっている。湖のむこうに見える煉瓦造りの建物はケンジントン宮殿、ダイアナ妃がご成婚から亡くなられるまでお住まいになっていたことで有名。

公園には大きな池と樹林や草原しかなく、工作物はあまり見かけない。園路沿いに木製のベンチがあって、寄付者の思いが背板に刻み込まれていた。草地には歩く人が自然につくった“獣道”がある。驚いたことに野ウサギまでいたが、人に驚く風もない。ゴミ清掃の車が走っていた。
ハイドパークは、ロンドン中心部にある大公園で、面積は約250haもある(ちなみにニューヨークのセントラルパークは320ha、名古屋の東山・平和公園は410ha)。元々は貴族の荘園であり、国王所有の時代もあった。19世紀初めに市民開放されて公園となり、1851年開催の第1回万国博覧会の会場にもなった。

しかし、公園には先客がいた。ジョギングをする人。園路には舗装されてない部分があって、乗馬コースになっている。湖のむこうに見える煉瓦造りの建物はケンジントン宮殿、ダイアナ妃がご成婚から亡くなられるまでお住まいになっていたことで有名。

公園には大きな池と樹林や草原しかなく、工作物はあまり見かけない。園路沿いに木製のベンチがあって、寄付者の思いが背板に刻み込まれていた。草地には歩く人が自然につくった“獣道”がある。驚いたことに野ウサギまでいたが、人に驚く風もない。ゴミ清掃の車が走っていた。
ハイドパークは、ロンドン中心部にある大公園で、面積は約250haもある(ちなみにニューヨークのセントラルパークは320ha、名古屋の東山・平和公園は410ha)。元々は貴族の荘園であり、国王所有の時代もあった。19世紀初めに市民開放されて公園となり、1851年開催の第1回万国博覧会の会場にもなった。

バッキンガム宮殿
市内の観光地巡りは、地下鉄、バス(赤い二階建て)、タクシーを使う。バッキンガム宮殿へはタクシーで行った。最近日本でも使われ始めた、いわゆるロンドン・タクシーである。セダン型と違って、大きなスーツケースが乗るので旅行者にとっては有難い。
プラタナスの並木のある「ザ・モール」を進むと、正面に宮殿の建物が見えてくる。イギリスは日本と同じ左側通行なので、車に乗っていて違和感がない。宮殿の敷地は約3haだが、広大なセント・ジェームズ・パークに囲まれているので緑ゆたかである。

宮殿の正面広場の真中に、大理石でできたヴィクトリア記念碑がある。これは、19世紀に60年以上も在位したヴィクトリア女王を顕彰したものである。柱の上に金色に輝く勝利の女神が乗っている。広場は緑の芝生と赤いゼラニウムの花で彩られていた。
ゼラニウムは、湿気の少ないヨーロッパでは旺盛な生育を見せる。まだ綺麗に咲いている花を、ガーデナーたちが剪定していた。宮殿の門には警備の兵士が一人いた。人気の“近衛兵の交代儀式”を多くの観光客が待ちわびていたが、私は諦めて次の目的地に進むこととした。
プラタナスの並木のある「ザ・モール」を進むと、正面に宮殿の建物が見えてくる。イギリスは日本と同じ左側通行なので、車に乗っていて違和感がない。宮殿の敷地は約3haだが、広大なセント・ジェームズ・パークに囲まれているので緑ゆたかである。

宮殿の正面広場の真中に、大理石でできたヴィクトリア記念碑がある。これは、19世紀に60年以上も在位したヴィクトリア女王を顕彰したものである。柱の上に金色に輝く勝利の女神が乗っている。広場は緑の芝生と赤いゼラニウムの花で彩られていた。
ゼラニウムは、湿気の少ないヨーロッパでは旺盛な生育を見せる。まだ綺麗に咲いている花を、ガーデナーたちが剪定していた。宮殿の門には警備の兵士が一人いた。人気の“近衛兵の交代儀式”を多くの観光客が待ちわびていたが、私は諦めて次の目的地に進むこととした。
ロンドンの遊覧バス
アイルランドの次は、イギリスを巡ってみましょう。とはいうものの、2週間ほどの旅行を1度行ったきりなので、大したレポートはできません。しかも、ロンドンを中心に近郊にあるキューガーデン、ハンプトンコート、少し離れたコッツウォルズを廻っただけで英国全体を見たわけでもないのです。
大きな都市には、市内巡りの遊覧バスが必ずある(ここは二階建てバス)。私は最初の日にこれを利用する。地図を眺めながらコースを一周すると、都市の骨格が概ね理解できる。名所や見たい施設の位置が分かるし、思わぬ魅力スポットを発見できることもある。翌日から順次目的地を訪れる。

テムズ川沿いの国会議事堂と有名な時計台ビッグベン、直径135mという巨大な観覧車「ロンドンアイ」。バッキンガム宮殿には、小雨の中にもかかわらず観光客が群がっていた。2本のクラシックな塔をもつ跳ね橋「タワーブリッジ」は、霧に霞んで見えた。
有名な施設だけでなく、なんでもない街角を見るのも好きだ。お洒落なレストランやパラソルのあるオープンカフェには、町の人々の生活が感じられる。バスの後に遊覧船に乗ることも多い。水面から見ると、その町の違った景色が見えてくる。
大きな都市には、市内巡りの遊覧バスが必ずある(ここは二階建てバス)。私は最初の日にこれを利用する。地図を眺めながらコースを一周すると、都市の骨格が概ね理解できる。名所や見たい施設の位置が分かるし、思わぬ魅力スポットを発見できることもある。翌日から順次目的地を訪れる。

テムズ川沿いの国会議事堂と有名な時計台ビッグベン、直径135mという巨大な観覧車「ロンドンアイ」。バッキンガム宮殿には、小雨の中にもかかわらず観光客が群がっていた。2本のクラシックな塔をもつ跳ね橋「タワーブリッジ」は、霧に霞んで見えた。
有名な施設だけでなく、なんでもない街角を見るのも好きだ。お洒落なレストランやパラソルのあるオープンカフェには、町の人々の生活が感じられる。バスの後に遊覧船に乗ることも多い。水面から見ると、その町の違った景色が見えてくる。