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大垣・水門川の橋 その6

24 貝 殻 橋: 昭和46年(1971)・・・橋のたもとに船町の道標「右京みち・左江戸道」。
25 住 吉 橋: 昭和55年(1980)・・・赤い欄干。燈台と湊跡が近い。

その6G

≪船町湊跡と住吉燈台≫・・・
◆船町湊は、江戸から明治にかけて、桑名とを結ぶ運河「水門川」の川湊で、物資や人の往来の中心であった。
◆住吉燈台は、天保11年(1840)に建てられた。高さ8mの寄棟造り、最上部の四方に油紙障子を嵌めこみ燈火を入れた。
◆明治になると蒸気船が就航したが、昭和に入ると陸上輸送の発達に伴い衰退した。

その6H

季節通信218愛岐トンネル




大垣・水門川の橋 その5

21 俵   橋: 昭和45年(1970)・・・近くに飯沼慾斎の邸宅跡がある。
22 美登鯉橋: 昭和53年(1978)・・・「四季の広場」への入り口。直角に曲がり川幅が広い。
23 虹 の 橋:  昭和61年(1986)・・・滝・四阿が眺められ、川面には鯉が泳ぐ。

その5G

季節通信217菖蒲

大垣・水門川の橋 その4

⑯ 丸の内橋: 昭和58年(1983)・・・右岸には、藩主戸田氏の菩提寺「圓通寺」がある。
⑰ 興 文 橋: 昭和57年(1982)・・・左岸は、地方裁判所などのある官庁街。白い高欄。
⑱ 清 水 橋: 昭和28年(1953)・・・レンガタイルの高欄。東西の幹線道路。
⑲ 西外側橋: 昭和53年(1978)・・・左岸に、大垣市役所がある。
⑳ 竹  橋: 昭和41年(1966)・・・水門川は、ここでS字にカーブする。

その5G

季節通信216スミレの語源

大垣・水門川の橋 その3

⑫ 龍の口橋: 昭和40年(1965)・・・親柱に龍のレリーフがある。
⑬ 武者溜橋: 昭和32年(1957)・・・親柱の上に城郭の彫刻が乗っている。
⑭ 花 月 橋: 平成7年(1995) ・・・欄干に桜の模様がある。
⑮ 八幡大橋: 昭和49年(1974)・・・橋上広場がある。北には八幡神社がある。

その3G

季節通信215山菜採り


大垣・水門川の橋 その2

⑦ 貴 船 橋: 昭和54年(1979)・・・大垣城東総門跡、貴船神社が近い。
⑧ 小 原 橋: 昭和37年(1962)・・・中央に円形デッキ。橋下に遊歩道。
⑨ 新 大 橋: 昭和30年(1955)・・・駅から南下する大通り。赤い欄干。中央に現代アート。
⑩ 東外側橋: 平成元年(1989) ・・・親柱は常夜灯風モニュメント。
⑪ 高 岡 橋: 昭和54年(1979)・・・下流に川下りの船着き場がある。

その2G

大垣・水門川の橋 その1

① 新牛屋橋: 昭和53年(1978)・・・大垣駅近く。恵比寿大神の境内に山車倉がある。
② 牛屋橋:  昭和44年(1969)・・・欄干に日陰棚がある。
③ 平和橋:  昭和33年(1958)・・・親柱に外灯が付いている。
④ 岐阜町橋: 昭和61年(1986)・・・レンガタイルの手すり。
⑤ 最上橋:  昭和60年(1985)・・・円形のデッキに照明灯がある。
⑥ 赤坂口橋: 建設年不明・・・擬木の手すり。道路幅員が広い。 

その1G

大垣・水門川の26の橋

大垣A

 大垣城は天文4年(1535)に築かれ、関ヶ原の戦いでも大きな役割を果たした。城と城下町のあるこの地は、揖斐川の扇状地であり水の豊かなところである。市の中心を流れる水門川は、かつては大垣城の外堀を兼ねていた。河口部の桑名とを結ぶ、重要な水運の運河でもあった。
(2014・2・7「大垣城」&2014・6・30「自噴井戸」参照)

 時あたかも桜満開の良き日に、ブログの取材に訪れた。水門川には個性的な26の橋が架けられており、美しい川の水と相俟って町の魅力を発揮している。和船による舟下りは、川面から桜を観るという優雅な遊びであり、船着き場には多くの観光客が並んでいた。

大垣マップ

菊川の潮騒橋と高松川の水門

 浜松御前崎自転車道線(県道376号)を東へ進むと、いよいよ御前崎に近づいてくる。一級河川菊川の河口に「潮騒橋」が架かっている。サイクリングの自転車・歩行者専用である。全長232m、幅員3m、平成7年(1995)年に完成した。
 「4径間連続上路式PC吊床版橋」という構造形式で、世界でも類を見ない珍しい形だという。普通は上にあるアーチが、下向きに垂れるようになっている。「吊床版」というように、最下部のコンクリート版が吊り橋のような「引張りの力」が働いているのであろう。高く評価されていて、土木学会「田中賞」を授与されている。

潮騒橋G

 どこかでよく似た形を見た覚えがある。岐阜県丸山ダムの下に架かっている「のぞみ橋」(このブログの2018年2月9日参照)である。「端部分離型上路式PC吊床版橋」という同じような型式である。平成15年(2003)完成で、やはり「田中賞」を受賞している。

潮騒橋H

 潮騒橋の中ほどに展望・休憩用のデッキ部分があり、アート・モニュメントが置かれている。ここから上流側を眺めるととんがり帽子の水門が見える。これは菊川の支流「高松川」の水門で、高潮や想定されている東海地震の津波に対する防御施設である。

潮騒橋マップ

季節通信212ショウジョウバカマ



弁財天海浜公園と弁天大橋

 太田川の東5kmほどの所、袋井と掛川の市境に弁財天川が流れている。長さ約4kmの二級河川で、流域面積4.5㎢ほどの水田地帯を流れている、。遠州灘に注ぐ河口周辺は「弁財天海浜公園」になっている。松林のある丘陵は、海から吹きつける風により打ち寄せられた砂山である。
 入母屋屋根のある展望台周辺には枯れたマツが目立つ。海からの塩分や砂から田や畑を守るために植えられた松林であるが、松くい虫の被害を受けたものであろう。ヨシの生い茂る砂浜に、ハマボウの自生株が生えていた。

弁天G

 海岸に新たな砂防工事が施されている。クロマツは潮風や乾燥に耐える性質をもつので、海岸の砂防植栽に採用されている。角材を組み合わせた砂防壁に守られている。広大な砂丘地には強い風と陽光を利用した風力発電機と太陽光発電機が設置されていた。
 もっとも下流の河口部に、水面と砂浜を跨ぐ長大な橋が架けられている。サイクリングロードの自転車専用橋で「弁天大橋」という。6径間のコンクリート造りで、平成3年に完成した。親柱の上に、天守閣の棟にあるような鯱の彫刻が飾られている。

弁天H

季節通信211タンポポ

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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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