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関宿の「ぬりごめ」
関宿は江戸時代からの宿場町であるが、現在立ち並ぶ建物の多くは江戸後期から明治にかけて建てられたものだという。街道沿いには、「平入り」 ( 下・左の写真 ) の町屋が連たんしている。木造の日本家屋は、一度火災が起こると次々に延焼して大火になりやすい。家々の密集する宿場町では、防火の工夫もいろいろと行われてきた。

屋根は、農家のような藁葺きや板葺きでなく、瓦が推奨された。火の粉による延焼を防ぐ効果がある。火事の炎は軒下を横に走り、隣家へ燃え広がっていく。2階の壁面は漆喰などで塗り込めて、木部を露出しないようにする。 「塗屋造り町屋」 とか「土蔵造り」 と呼ばれる工法である。「うだつ (卯建)」 は切妻屋根の隣家との間についた小さな防火壁( 下・左の写真) である。玄関先の犬走りに防火用の水槽が置かれた家があった。


屋根は、農家のような藁葺きや板葺きでなく、瓦が推奨された。火の粉による延焼を防ぐ効果がある。火事の炎は軒下を横に走り、隣家へ燃え広がっていく。2階の壁面は漆喰などで塗り込めて、木部を露出しないようにする。 「塗屋造り町屋」 とか「土蔵造り」 と呼ばれる工法である。「うだつ (卯建)」 は切妻屋根の隣家との間についた小さな防火壁( 下・左の写真) である。玄関先の犬走りに防火用の水槽が置かれた家があった。

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