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建築家・鈴木禎次の記念碑
鶴舞公園の東、名古屋工業大学の正門をくぐった直ぐ左側に、鈴木禎次の功績を讃えた記念碑が立っている。桜などの樹木に囲まれた、露壇上の2本のエンタシス石柱である。石板には、「TO COMMEMORATE THE MERIT OF PROF. SUZUKI OCT 1923」 と刻まれている。鈴木禎次は1922年に名古屋高等工業学校を退官したが、その翌年に教え子たちが中心になって建立したものである。

鈴木禎次は明治3年 (1870) の生まれ、帝国大学工科大学造形学科を卒業した後ヨーロッパに留学、明治39年に名工高の建築科教授として着任する。大正11年に退官するまでの16年間、後進の育成に努める傍ら、積極的に建築設計活動を展開した。退官後も設計事務所を開設し、多くの名建築を名古屋中心に残した。
現存する代表作は、鶴舞公園の噴水塔や奏楽堂 (復元) のほか、旧名古屋銀行本店 (前貨幣資料館)、旧中埜家住宅や諸戸精太郎邸などである。鈴木禎次は夏目漱石の義弟に当たるので、漱石の葬儀委員長を務めるとともに、墓石の設計も行った。


鈴木禎次は明治3年 (1870) の生まれ、帝国大学工科大学造形学科を卒業した後ヨーロッパに留学、明治39年に名工高の建築科教授として着任する。大正11年に退官するまでの16年間、後進の育成に努める傍ら、積極的に建築設計活動を展開した。退官後も設計事務所を開設し、多くの名建築を名古屋中心に残した。
現存する代表作は、鶴舞公園の噴水塔や奏楽堂 (復元) のほか、旧名古屋銀行本店 (前貨幣資料館)、旧中埜家住宅や諸戸精太郎邸などである。鈴木禎次は夏目漱石の義弟に当たるので、漱石の葬儀委員長を務めるとともに、墓石の設計も行った。

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