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天竜峡の吊り橋

 天竜川は、長野県の諏訪湖を源流とし、静岡県の遠州灘にそそぐ延長213kmの大河である。上流は伊那谷という平 (たいら=盆地) をゆったりと流れているが、中ほどからは両側に山が迫り、突然 「峡谷」 の様相を呈する。その入り口が 「天竜峡」 であり、険しい崖や奇岩が古くから観光の名所になっている。
 JR飯田線の天竜峡駅から、1周2kmほどの遊歩道が整備されていて、その折り返し点に 吊り橋 「つつじ橋」 がある。ここからは、高さ70mの一枚岩 「龍角峯」 や 「天竜下り」 の舟を見ることができる。

天竜峡吊り橋B

 吊り橋の長さは80m、幅は1.5mほど、何人かで歩くと揺れが増幅して肝を冷やす。ときどきテレビのサスペンスドラマにも登場する。橋を渡りきった所に、こんこんと湧き出る泉がある。その岩場に自生のヤマユリが咲いていた。野生とは思えないほど見事な花で、何種類かの園芸品種の親になっている。長野県版レッドリストでは、準絶滅危惧種になっており、大切に保護したい植物である。

天竜峡吊り橋マップ
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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