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新城市 四谷の千枚田

 旧鳳来町大代地区に、見事な棚田がある。田の数1296枚、まさに 「千枚田」 と呼ぶにふさわしい。谷のコンターラインに沿って詰まれた石積みが、標高差200mにも積み重なって、美しい田園風景を形づくっている。
 実はこの棚田は、大災害を乗り越えた農民の底力によって造り出されたものなのである。明治37年 (1904)、20日あまりも降り続いた雨が、「鞍掛山」 (標高883m) と通称「びんぼう山」の谷間に山津波となって流れ、田畑と10戸の家屋を押し流したのである。

鳳来町千枚田A

 11人もの犠牲者を出した大災害であったが、村人たちは鍬とモッコで復興に立ち上がり、何年もかかって荒地を田に変えたのだという。一枚あたりの平均面積は約0.9アール (90㎡)、最も多い人は62枚を耕している。平らで広い所に比べれば作業効率は悪いかもしれないが、地域の人にとっては先人から引き継いだ大切な農地なのである。現在、「鞍掛山麓千枚田保存会」 の方々が、毎月 「四谷の千枚田だより」 を発行するなど、保存活動を展開している。

鳳来町千枚田マップ
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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