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矢作川「百々貯木場」
豊田市勘八峡のすぐ下流に、現在は使われていない貯木場がある。地名をとって 「百々 (どうど) 貯木場」 という。江戸時代から昭和初期までは、上流の山で伐採された樹木は管流し (くだながし:丸太の状態で流す) で下流に送られてきた。百々は矢作川の中流域に当たり、流れも緩くなるので、ここで筏に組み直して下流や三河湾へ送ったのである。
この水中貯木場が完成したのは大正7年のこと、材木商を営む今井善六により建設されたものである。貯水池面積は約5000㎡、樋門から直接流し入れる構造である。木材の仕分けをする突堤や引上げるためのスロープも造られている。近くに製材所も用意されていた。

ただ、この貯木場は昭和5年に役割を終えてしまった。上流に越戸ダムが完成したことや、トラックにより木材が運ばれるようになったためである。長い間、土砂に埋もれていたが、今は整備されて史跡公園になっている。平成20年、全国的にも珍しい施設として土木遺産に選奨された。

この水中貯木場が完成したのは大正7年のこと、材木商を営む今井善六により建設されたものである。貯水池面積は約5000㎡、樋門から直接流し入れる構造である。木材の仕分けをする突堤や引上げるためのスロープも造られている。近くに製材所も用意されていた。

ただ、この貯木場は昭和5年に役割を終えてしまった。上流に越戸ダムが完成したことや、トラックにより木材が運ばれるようになったためである。長い間、土砂に埋もれていたが、今は整備されて史跡公園になっている。平成20年、全国的にも珍しい施設として土木遺産に選奨された。

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