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大名庭園

 先日、金山の都市センターにおいて、「尾張の殿様が愛した庭園と園芸植物」 と題してシンポジウムが開催された。これは、日本植物園協会設立50周年の記念事業として企画されたものであり、もりころパークで開催中だった 「第32回全国都市緑化あいちフェア」 の応援事業も兼ねたものである。植物園協会における大きなテーマは、「ふるさとの植物をまもろう」 というものであり、園芸が盛んなこの名古屋が会場として選ばれたのである。
 基調講演は、中京大の准教授・白根孝胤氏による 「尾張徳川家の殿様と庭園趣味」 。名古屋城二之丸庭園や大曽根御下屋敷、江戸の戸山御庭などの紹介が語られた。

大名庭園A
   ≪尾張藩江戸 「戸山屋敷の龍門の滝」 (名古屋市博物館特別展の図録より)≫

 続いて、事例紹介として、江戸時代の園芸文化に詳しい名古屋園芸の小笠原左衛門尉亮軒氏から 「名古屋朝顔」 の話題があり、名城つばきの会会長の岡島徳岳氏からは 「名古屋城御殿つばきと尾張の椿」 についての説明があった。
 最後に、3人の講師を交えたパネルディスカッションが行なわれたが、そのコーディネーターは植物園協会の会員である私が務めさせていただいた。尾張の地は、江戸時代の昔から殿様や家臣、町人から農民に至るまで園芸が好まれ、お城から武家屋敷、寺院や町屋にも庭園や花壇がつくられて、花や樹木が栽培されていた。それは、幕末や明治になって尾張本草学として実を結び、園芸生産日本一の愛知として現在にまで引き継がれている。そのような伝統のあるこの地では、大テーマである “ふるさとの植物、すなわち自然植物だけでなく園芸植物も含めて保存していこう” というのがシンポジウムの結論であった。

大名庭園B
        ≪現在の徳川園 (旧大曽根御下屋敷跡地)・・・これから紅葉が綺麗になる≫

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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