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小堤西池のカキツバタ群落
刈谷市にある愛知教育大学近くの「小堤西池」に、国の天然記念物に指定(昭和13年)されているカキツバタ群落がある。京都の「大田の沢」、鳥取の「岩美町唐川」とともに日本三大自生地に数えられている。面積約2ヘクタール、浅い沼地のような池で、多くの湿性植物が自生している。

この地域は、尾張と三河の間を流れる境川の流域で、穏やかな水田が広がっている。弥生時代の農民が田を開拓する以前には、このような湿地が一面に広がっていたのではと思わせるような風景である。カキツバタの花は5月上旬に咲き始め、中旬が見ごろ、月末まで見ることができる。花色は青紫色が多いけれど、中には赤紫色のものもあり、変化に富んでいる。

湿地の中には外来植物の繁茂なども見られる。地元では「小堤西池のカキツバタを守る会」を結成して、除草などの保護活動を進めている。刈谷市は、昭和53年に水源として重要な東側の丘陵地約4ヘクタールも買収するなど、後世に豊かな自然を引き継ぐこととしている。


この地域は、尾張と三河の間を流れる境川の流域で、穏やかな水田が広がっている。弥生時代の農民が田を開拓する以前には、このような湿地が一面に広がっていたのではと思わせるような風景である。カキツバタの花は5月上旬に咲き始め、中旬が見ごろ、月末まで見ることができる。花色は青紫色が多いけれど、中には赤紫色のものもあり、変化に富んでいる。

湿地の中には外来植物の繁茂なども見られる。地元では「小堤西池のカキツバタを守る会」を結成して、除草などの保護活動を進めている。刈谷市は、昭和53年に水源として重要な東側の丘陵地約4ヘクタールも買収するなど、後世に豊かな自然を引き継ぐこととしている。

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[C2] 橋
- 2013-04-27 13:20
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詳しく調査され、また写真も
わかりやすくよかったです。