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善導寺大楠
東海道本線 「磐田駅」 は、駅舎や周辺のビルが新しくなり、駅前広場も整備が進んでいる。その新しい町の中央に、並外れて大きなクスノキが聳えている。「善導寺大楠」 と呼ばれているとおり、ここはもともと 「旭光山善導寺」 が建っていたところである。このお寺は、応安4年 (1371) に旭光房が善導大師の像を負って念仏道場を開いたところであるが、昭和42年に他所へ移転した。残された大楠は、現在、駅前広場のシンボルツリーとなっている。

この巨木の樹齢は700年と推定されており、胸高直径は2mを越すものと思われる。高さはそれほど高くないが、横に張った太い枝と地面を覆うような根張りが樹齢の古さを感じさせる。伊勢神宮や熱田神宮などでも巨大な老楠を見ることができるが、クスノキが長寿であることには特別な理由がある。台風などの大風のとき、クスノキの小枝はパキパキと折れやすいので、強風が吹く前に吹き飛んでしまい、風圧を避けることにより倒木を防ぐのである。


この巨木の樹齢は700年と推定されており、胸高直径は2mを越すものと思われる。高さはそれほど高くないが、横に張った太い枝と地面を覆うような根張りが樹齢の古さを感じさせる。伊勢神宮や熱田神宮などでも巨大な老楠を見ることができるが、クスノキが長寿であることには特別な理由がある。台風などの大風のとき、クスノキの小枝はパキパキと折れやすいので、強風が吹く前に吹き飛んでしまい、風圧を避けることにより倒木を防ぐのである。

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