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二宮金治郎の像

 最近はあまり見かけなくなったが、かつては多くの小学校に 「二宮金治郎の像」 が設置されていた。幼い少年が、薪 (たきぎ) を背負って歩きながら本を読んでいる姿に、「勤労」 「勉学」 という 「徳」 を表現したものであろう。最近では、このような道徳的な施設を避けるためか、歩きながらの読書は危険であるためか、金治郎の彫像を見ることはほとんどない。

金治郎A

 掛川城の隣に報徳運動の中心施設 「大日本報徳社」 がある。報徳運動とは、明治維新前後の日本近代化黎明期に、二宮尊徳が唱えた報徳思想を普及させるための運動である。尊徳は全国各地の困窮した600余の農村救済に尽力したが、その体験から生まれた考え方である。その柱は、「至誠」、「勤労」、「分度」、「推譲」 であるという。
 この運動は全国に浸透し、多くの団体が結成されたが、静岡県特に掛川地方で活動が盛んであった。その中心施設がここで、大講堂 (上の写真=国重要文化財)、正門 (県文化財)、図書館 (下の写真=県文化財) などが整っている。

金治郎マップ
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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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