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中山道「落合宿」の石畳
木曽川沿いの落合宿と山の上の馬籠宿の間には、十曲峠という坂道がある。先日、ハイキングがてら取材のために歩いてみた。中津川駅からバスに乗り、落合宿で下車して歩き始める。しばらくは落合川沿いの楽な道であったが次第に急な坂道となり、運動不足の身にとっては息の切れるきつい道であった。
江戸時代の旅人にとってはまさに難所であったのだろう、歩きやすいように石畳が敷かれている。江戸時代の街道には、並木や一里塚の制度はあったが石畳については何も考えた様子が見られない。そのため、壊れて放置されることも多かったが、地元の人たちの奉仕により復旧されたのだという。

このような石畳はあまり残っておらず、往時の姿を留めているのは東海道の箱根や菊川などごくわずかである。先だって菊川宿 (2016・3・7参照) も歩いたが、石畳の印象が異なるので写真で比べてみたところ、敷いてある石の違いに気がついた。菊川は丸い川石であり、落合は角のある山石である。大きさも異なっている。かつてこのブログにも掲載した熊野古道 (2013・8・5参照) の写真も見てみると、ここではさらに大きな石が使われていることが分かる。それぞれ、現地で調達できる石材を使った結果であろう。

江戸時代の旅人にとってはまさに難所であったのだろう、歩きやすいように石畳が敷かれている。江戸時代の街道には、並木や一里塚の制度はあったが石畳については何も考えた様子が見られない。そのため、壊れて放置されることも多かったが、地元の人たちの奉仕により復旧されたのだという。

このような石畳はあまり残っておらず、往時の姿を留めているのは東海道の箱根や菊川などごくわずかである。先だって菊川宿 (2016・3・7参照) も歩いたが、石畳の印象が異なるので写真で比べてみたところ、敷いてある石の違いに気がついた。菊川は丸い川石であり、落合は角のある山石である。大きさも異なっている。かつてこのブログにも掲載した熊野古道 (2013・8・5参照) の写真も見てみると、ここではさらに大きな石が使われていることが分かる。それぞれ、現地で調達できる石材を使った結果であろう。

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