Entries
富士山と煙突
東海道新幹線で東京方面へ向かうときの楽しみのひとつは、車窓から富士山を眺めることである。座席が進行方向左の窓際に取れ、天気が良いという好条件が揃ったときに初めて願いが叶う。海外からの観光客でもなく、新幹線初心者でもないけれど、そんな日は写真に収めようとカメラを構えてしまう。
ところが富士川を渡り、今こそと思ってもなかなか良い写真は撮れない。手前に電線や家屋、ましてや煙を吐く煙突などが写ってしまうと、写真が台無しになるのである。高速で走る列車から撮ろうなどという物草がいけないのだが、なかなか降り立って写真撮影する余裕はない。せっかくの世界遺産なのだから、いっそ景観に配慮して煙突を無くせば良いとも思うのだが、産業との兼ね合いを考えれば無理な願いかもしれない。

富士山南側の麓、富士市には製紙会社が多い。紙を作るには大量の水が必要であるが、この地は富士山の伏流水という良質な水が得られるのである。また、東名高速道路や田子の浦港など交通の便が良いので、原料となる古紙の運搬や首都圏への製品の輸送にも好都合なのである。現在、日本製紙富士工場など、製紙工場の数は日本一を誇っている。

ところが富士川を渡り、今こそと思ってもなかなか良い写真は撮れない。手前に電線や家屋、ましてや煙を吐く煙突などが写ってしまうと、写真が台無しになるのである。高速で走る列車から撮ろうなどという物草がいけないのだが、なかなか降り立って写真撮影する余裕はない。せっかくの世界遺産なのだから、いっそ景観に配慮して煙突を無くせば良いとも思うのだが、産業との兼ね合いを考えれば無理な願いかもしれない。

富士山南側の麓、富士市には製紙会社が多い。紙を作るには大量の水が必要であるが、この地は富士山の伏流水という良質な水が得られるのである。また、東名高速道路や田子の浦港など交通の便が良いので、原料となる古紙の運搬や首都圏への製品の輸送にも好都合なのである。現在、日本製紙富士工場など、製紙工場の数は日本一を誇っている。

- 関連記事
-
- 防災倉庫 (2016/07/21)
- 富士山と煙突 (2016/07/14)
- 落合宿の本陣とお助け釜 (2016/06/22)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/294-eec2a608
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)