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楽寿園
三島駅のすぐ南に、うっそうとした森がある。ここは、明治維新で活躍した皇族・小松宮親王が明治23年に造営した別邸である。「楽寿園」 といい、昭和27年からは三島市が管理運営する都市公園である。自然林も残した庭園は、名勝だけでなく天然記念物にも指定されている。
庭園の中ほどにある池は小浜池と呼び、富士山からの伏流水により満々と水を湛えていた。しかし、昭和30年代中ごろからの地下水汲み上げなどにより、満水となることが少なくなってしまった。私の訪れた日も水位20cmほどで、ほとんど池底が見える状態であった。

池の畔に建つ瀟洒な建物は「楽寿館」といい、京間風の高床式数寄屋造りである。明治20年代の日本画壇を代表する、野口幽谷などが描いた襖絵や天井画などが飾られている。建物は三島市の、絵画などは県の文化財に指定されている。
庭園の樹木は、この地に自生する樹木を活かしながら、要所要所に庭木を植えたものである。姿形のよい赤松も多く植えられているが、その内の何本かがマツクイムシのせいで元気のないのが気になった。熔岩の上に重なるように根を伸ばした樹木も多く、この庭の古さを示すとともに 「根張り」 の見所にもなっている。

庭園の中ほどにある池は小浜池と呼び、富士山からの伏流水により満々と水を湛えていた。しかし、昭和30年代中ごろからの地下水汲み上げなどにより、満水となることが少なくなってしまった。私の訪れた日も水位20cmほどで、ほとんど池底が見える状態であった。

池の畔に建つ瀟洒な建物は「楽寿館」といい、京間風の高床式数寄屋造りである。明治20年代の日本画壇を代表する、野口幽谷などが描いた襖絵や天井画などが飾られている。建物は三島市の、絵画などは県の文化財に指定されている。
庭園の樹木は、この地に自生する樹木を活かしながら、要所要所に庭木を植えたものである。姿形のよい赤松も多く植えられているが、その内の何本かがマツクイムシのせいで元気のないのが気になった。熔岩の上に重なるように根を伸ばした樹木も多く、この庭の古さを示すとともに 「根張り」 の見所にもなっている。

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