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三島熔岩流
日本列島の周辺では、4枚のプレートが重なり合っている。ユーラシアプレートと北アメリカプレートの間へ楔を打ち込むように、フィリピン海プレートが衝突する先端が伊豆半島である。そのため割れ目となったのがフォッサマグナであり、そこに10万年前に噴出したのが富士山である。
約1万年前の富士山噴火では、大量の熔岩が流れ出した。南へ流れ出した熔岩は、流動性が高かったので、約40kmも離れた三島まで到達して固まった。その露頭は、楽寿園内のいたるところに見ることができる。

固まった熔岩の形は、餅状とか塚状、あるいは縄状といった名前で表現されるが、楽寿館の裏手には「縄状」の巨大な熔岩が顔を見せている。岩の表面は苔蒸していて、割れ目には木の根がまつわりついている。右の写真は、カゴノキが熔岩に絡んでいる様子である。三島熔岩は硬い玄武岩であるため、石材としての需要も高かった。園内には、過去に切り出された跡も残っている。
この貴重な自然は保存のため、熔岩・湧水・実生自然林・景観も含めて、昭和29年に国の「天然記念物及び名勝」に指定された。

約1万年前の富士山噴火では、大量の熔岩が流れ出した。南へ流れ出した熔岩は、流動性が高かったので、約40kmも離れた三島まで到達して固まった。その露頭は、楽寿園内のいたるところに見ることができる。

固まった熔岩の形は、餅状とか塚状、あるいは縄状といった名前で表現されるが、楽寿館の裏手には「縄状」の巨大な熔岩が顔を見せている。岩の表面は苔蒸していて、割れ目には木の根がまつわりついている。右の写真は、カゴノキが熔岩に絡んでいる様子である。三島熔岩は硬い玄武岩であるため、石材としての需要も高かった。園内には、過去に切り出された跡も残っている。
この貴重な自然は保存のため、熔岩・湧水・実生自然林・景観も含めて、昭和29年に国の「天然記念物及び名勝」に指定された。

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