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岩村の城下町

 駅に隣接する喫茶店で電動のレンタサイクルを借り、岩村の城下町を散策した。城郭自体は急な坂や階段であるが、城下町もお城へ向かって緩やかな登りになっている。寄せ手に対して、坂の上から攻撃できる山城の有利な形態であると思われる。
 古い町並みは、近世以来の商業活動によって栄えた商家により構成されている。全体によく保存整備されており、重要伝統的建造物群保存地区 (重伝建) に指定されている。ちょうど、町の文化や楽しみを紹介するテレビレポートのクルーが取材しているところだった。

岩村城下町マップ

 町の中ごろで、古い建物の改修工事が行なわれていた。「曳家」 により移動するのかと思って近くの人に聞くと、基礎を頑丈にするため一旦持ち上げているのだという。地震に対する備えであろうが、古い建物を保存するには多くの費用も必要である。

岩村城下町B

 江戸時代に建てられ、藩主も度々訪れたという木村邸は、玄関・座敷・書院・庭園などがよく保存されている。囲炉裏のある部屋もあって、町屋の文化と風情を味わうことができる。道路沿いに杉玉を飾っている造り酒屋の奥には、土蔵などで囲まれた中庭があって、地元の山野草などが植え込まれていた。

岩村城下町C
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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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