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日本最古の石(放射性同位元素による年代測定)
放射性同位元素は、α線などの放射線を放射して別の元素に変わっていく。例えば、「ウラン238」 は最終的に 「鉛206」 になる。このときのウランを 「親元素」 といい、鉛を 「娘元素」 という。
親元素の数が半分になる時間は一定であり、それを 「半減期」 という。ウラン238の半減期は44億6800万年であるという。この性質を利用して、考古学資料や岩石などの年代を測定する方法を 「放射性同位元素による年代測定法」 という。

岐阜県七宗町の飛騨川は、長年の浸食により岩石が削られて川幅の狭い峡谷になっている。水・岩・森・山が美しいので 「飛水峡」 と呼ばれて観光名所となっている。高山本線・上麻生駅近くの国道41号線から青色のトラス橋を渡った対岸に、日本一古いといわれる岩石がある。
「上麻生礫岩」 といい、昭和45年 (1970) に発見された。その礫岩中に含まれている片麻岩について放射性同位元素による年代測定を行なったところ日本列島最古・20億年前の石であることが判明した。このことは、学術的に地球誕生や列島形成の過程を知る上で、極めて貴重な要素を含んでいると考えられている。

親元素の数が半分になる時間は一定であり、それを 「半減期」 という。ウラン238の半減期は44億6800万年であるという。この性質を利用して、考古学資料や岩石などの年代を測定する方法を 「放射性同位元素による年代測定法」 という。

岐阜県七宗町の飛騨川は、長年の浸食により岩石が削られて川幅の狭い峡谷になっている。水・岩・森・山が美しいので 「飛水峡」 と呼ばれて観光名所となっている。高山本線・上麻生駅近くの国道41号線から青色のトラス橋を渡った対岸に、日本一古いといわれる岩石がある。
「上麻生礫岩」 といい、昭和45年 (1970) に発見された。その礫岩中に含まれている片麻岩について放射性同位元素による年代測定を行なったところ日本列島最古・20億年前の石であることが判明した。このことは、学術的に地球誕生や列島形成の過程を知る上で、極めて貴重な要素を含んでいると考えられている。

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