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箱根の関所跡

 路線バスで1時間弱、箱根峠を越えると箱根の関所跡に至る。江戸時代、この関所は最も重要な見張り所で、規模も大きかったという。箱根を越えると、いよいよ関東に入ることとなるので、いわゆる 「入り鉄砲に出女」 に対する取り締まりも厳しかった。箱根山は森が深く、間道などを抜けて関所破りを試みる者もいるので、要所々々に見張り所が置かれていた。
 写真は、西から東へ向かう旅人がくぐる 「京口御門」 である。門の中に見えるのは大番所、役人が通行者を 「関所改め」 する所である。その手前に厩 (うまや) があり、5頭の馬をつなぐようになっていた。その他に、足軽番所や獄舎があり、通行を認められると、東側の江戸口御門から出ることができるようになっていた。

箱根関所マップ

 江戸口御門を抜けると、坂道に差し掛かる。山と芦ノ湖の間の曲がりくねった道である。関所前で寄木細工などを売るお土産屋に古い写真が飾ってあり、往時の様子を伝えている。「箱根名勝・旧関所址」 と記されており、観光客がジープの来るのを待っている。その写真と現在の風景を比べると、ほとんど変わっていないことに気付く。
 その先をさらに進むと、鬱蒼とした杉並木が残っており、昔ながらの旅人になったような気分が味わえる。このあたりは “箱根の山は天下の険 函谷関も物ならず・・・” との唱歌そのものである。芦ノ湖の東端の元箱根には、現在、遊覧船の発着する港がある。ただし、江戸時代には、旅人が舟で渡ることは許されていなかった。

箱根関所B
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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