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東京駅

 道路の起点は日本橋であるが、鉄道の起点は東京駅である。東海道本線・同新幹線、東北本線・同新幹線の始発駅になっている。また、乗換えをせずに全国32の都道府県と直結し、1日の発着数が3000回という巨大なハブ・ステーションである。そのためのプラットホームが、JR線だけで14面28線もあるという。
 東海道線の新橋・神戸間が全線開通したのは、明治22年 (1889) のことである。ちょうどその頃、私鉄の日本鉄道が上野・青森間の東北本線を建設していた。そこで、新橋と上野を高架鉄道で結ぶ事業が計画され、その途中の中央停車場として 「東京駅」 が建設されたのである。完成は大正3年 (1914) 12月であった。

東京駅E

 駅の正面玄関 (丸の内側) は皇居の正面に当たり、国家の象徴的な事業と位置づけられた。設計は、当時もっとも力量のある建築家・辰野金吾と葛西萬司に委ねられた。白い御影石で縁取りされた赤レンガ造りの3階建て、長さ330m面積約9500㎡である。
 昭和20年 (1945 )5月の東京大空襲の際に焼夷弾が直撃し、大火災となって鉄骨造りの屋根は焼け落ちてしまった。昭和22年に修復した建物は、2階建てでドーム屋根でなく、八角形の木造屋根であった。平成になって、創建当時の形態に復元しようとの都民の思いが募り、平成19年から5年をかけて工事が行なわれ、平成24年10月1日に完成を見ることができた。この費用約500億円は、低層であるために余剰となった上空の容積率、いわゆる 「空中権」 を周辺の高層ビルに移転することにより捻出できたという。

東京駅F
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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