Entries
東山植物園の窯跡
東山植物園大温室の東を左に折れると、それまでの洋風庭園が一変して和風の庭になる。まず也有園、奥池、その畔に 「合掌造りの家」 があり、その奥は 「日本庭園」 と呼ばれている。この辺りから谷間がだんだん狭くなってくる。順に沼・渓流・池・滝へと登っていき、山間部ならどこにでも見られるような自然風景が演出されている。
その最上流の 「滝」 の隣に杉皮葺きの小屋が建っていて、その中に古い 「登り窯」 (穴釜) が横たわっている。これは、この庭園が整備された昭和47年に発見されたものである。

鎌倉時代に築かれたというこの窯には、東山古窯跡群 H-101号窯 という名が付けられた。窯の周辺からは、皿や壷などの陶器 (須恵器など) が大量に出土して、今も大切に保管されている。焼き物を作るには、良質な粘土と燃料となる薪、そして水が必要であり、この地はそれを充分に満たしていたのである。

東山公園一帯は、猿投山山麓に広がる 「猿投山古窯群」 に連なっていて、多くの古窯が発掘されている。この地域で発生した窯業は、さらに良質な粘土を求めて、北は瀬戸へ、南は常滑へと発展していくのである。この遺跡で貴重なことは、窯の天井部分がわずかではあるが残っていたことである。写真で下方が焚き口、上方が煙出し口で、煙出し口近くに天井を見ることができる。

その最上流の 「滝」 の隣に杉皮葺きの小屋が建っていて、その中に古い 「登り窯」 (穴釜) が横たわっている。これは、この庭園が整備された昭和47年に発見されたものである。

鎌倉時代に築かれたというこの窯には、東山古窯跡群 H-101号窯 という名が付けられた。窯の周辺からは、皿や壷などの陶器 (須恵器など) が大量に出土して、今も大切に保管されている。焼き物を作るには、良質な粘土と燃料となる薪、そして水が必要であり、この地はそれを充分に満たしていたのである。

東山公園一帯は、猿投山山麓に広がる 「猿投山古窯群」 に連なっていて、多くの古窯が発掘されている。この地域で発生した窯業は、さらに良質な粘土を求めて、北は瀬戸へ、南は常滑へと発展していくのである。この遺跡で貴重なことは、窯の天井部分がわずかではあるが残っていたことである。写真で下方が焚き口、上方が煙出し口で、煙出し口近くに天井を見ることができる。

- 関連記事
-
- 常滑市の篭池古窯 (2018/06/04)
- 東山植物園の窯跡 (2013/06/18)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/36-b7a5353b
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)