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豊明の湿地その1

 豊明市にある2つの湿地を見学した。夏のこの時期5日間しか公開されない貴重な機会である。横浜からわざわざここを見るために来名した食虫植物研究家をご案内したのである。場所は、名古屋市の東どなりの豊明市、緑区勅使ケ池緑地の近くである。地下鉄徳重駅に近いが、公共交通機関がないので、どうしても車が頼りとなる。
 湿地は2か所あり、ひとつは 「大狭間湿地」 と名付けられている。豊明市側の 「勅使墓苑」 (名古屋市の墓苑 「勅使ケ池緑地」 とは異なる) に近く、その駐車場に車を止めてから徒歩10分ほどのところにある。

豊明湿地その1マップ

 面積は広くて、学校の運動場ほどもある。何本かの細道があり、一部は木道になっている。自然のミズゴケが生え、モウセンゴケやミミカキグサなどの食虫植物も見ることができる。ミズギクやミズギボウシといった湿地の植物も花が咲いていた。8月終わりから9月にかけて、一面を真っ白に染めるというシラタマホシクサは、まだ小さな蕾であった。
 今回の収穫は、ハッチョウトンボの雌を撮影できたことである。これまで、赤くて綺麗な雄は見たことがあるが、地味な色合いの雌は見たことがなかった。
 下に写真を添付します。長さ2cmほどの世界一小さなトンボです。もう2枚は黄色の花が咲くミミカキグサと、紫色のホザキノミミカキグサです。いずれも5cmほどと小さい食虫植物です。

豊明湿地その1A
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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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