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天白川の橋 その10
天白区役所の南を走る県道220線は、新島田橋で天白川を渡る。そこから少し上流に植田川が合流してくる。二つの川の中州には、植田の下水処理場が地下にあり、上部は公園のような市民施設になっている。そこにユニークな人道橋が架かっている。
橋の名前は、鷺が寄る橋 「寄鷺橋」 と書いて “きりょうばし” と読む。名前だけでなく、橋の形式も東海地方では珍しい 「ニールセンローゼ型」 である。「ローゼ橋」 はアーチ橋の一種ではあるが、路面を確保する部材にも剛性をもたせ、アーチ部材と力を分担しあって橋を構成する形式である。特に、アーチ部分と補剛桁の間をケーブルにより斜めに張る形式を 「ニールセンローゼ橋」という。

植田川との合流地点に、とても美しい河川構造物がある。馬蹄形をした水落ちが3段あり、綺麗な水が白い泡を立てて流れている。よく河床の洗掘を防止したり、河床の勾配を緩和するために造られる小さなダムを見ることがあるが、この施設は実に美しいのである。実用的な河川管理上の用途が第一とは考えられるが、この美しさは正に景観向上・修景のために造られたのはないかと思うほどである。
通りがかりの方に尋ねると、「天白護床工」という名だという。名古屋市の都市景観賞に輝いていると教えてくれた。このような土木施設を出合うと、「土木文化見てある記」というブログを発信している張り合いを感ずることができる。

橋の名前は、鷺が寄る橋 「寄鷺橋」 と書いて “きりょうばし” と読む。名前だけでなく、橋の形式も東海地方では珍しい 「ニールセンローゼ型」 である。「ローゼ橋」 はアーチ橋の一種ではあるが、路面を確保する部材にも剛性をもたせ、アーチ部材と力を分担しあって橋を構成する形式である。特に、アーチ部分と補剛桁の間をケーブルにより斜めに張る形式を 「ニールセンローゼ橋」という。

植田川との合流地点に、とても美しい河川構造物がある。馬蹄形をした水落ちが3段あり、綺麗な水が白い泡を立てて流れている。よく河床の洗掘を防止したり、河床の勾配を緩和するために造られる小さなダムを見ることがあるが、この施設は実に美しいのである。実用的な河川管理上の用途が第一とは考えられるが、この美しさは正に景観向上・修景のために造られたのはないかと思うほどである。
通りがかりの方に尋ねると、「天白護床工」という名だという。名古屋市の都市景観賞に輝いていると教えてくれた。このような土木施設を出合うと、「土木文化見てある記」というブログを発信している張り合いを感ずることができる。

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