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四日市旧港 潮吹き防波堤

 四日市旧港の沖側 (西側) に長さ約200mの防波堤がある。この堤防は特殊な形状をしていて、「潮吹き防波堤 」と呼ばれている。その構造は、高さ3.7mの小堤防と4.7mの大堤防が二重になっており、大堤防には49個の水抜き穴が開いている。台風など大きな波が押し寄せると、大小堤防の間にある溝に海水が入り、五角形の穴から噴出することにより水の勢力を弱めるのである。

潮吹き防波堤 機能図

 この堤防は明治27年 (1894) の、大改修のときに造成された。オランダから来日したお雇い外国人 (内務省技術顧問) ヨハニス・デ・レーケ (1842~1913) の設計と言われている。デ・レーケは30年以上も日本に留まり、全国各地に砂防や治山の土木施設を残している。この地域では、木曽三川の分流工事や中津川の巨石積み堰堤などが有名である。施工は三河の技師服部長七 (1840~1919) が行い、いわゆる 「長七たたき」 により自然石を固めている。

潮吹き堤防2

 現在は、防波堤のさらに沖側が埋め立てられているため、「潮吹き」 を見ることはできない。平成8年、他の港湾施設とともに国の重要文化財に指定された。

潮吹き防波堤 マップ


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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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