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防災公園「米野公園」

 向野橋を北に向かって渡り、しばらく行くと現在整備中の 「米野公園」 に至る。この地域は、戦前の耕地整理によって生み出された住宅地が多く、戦災復興や区画整理事業のはざまにあって、建物の老朽化が進んでいた。また、近くに大きな公園がなく、中村公園・白川公園といった広域避難場所へも2km以上離れている。
 以前、「東京の清澄庭園」 (平成26年9月1日=防災の日) の項で掲載したように、いざ大震火災が発生したときに、特に木造住宅密集地では緑豊な広い公園が避難場所として必要である。この地域は長い間、公園整備が望まれてきたが、ようやく現在、整備が進んでいるのである。

米野マップ

 計画面積3.2ha、「防災都市づくり計画」 のひとつに位置づけられ、「住宅密集型公園」 として整備されつつある。公園の中央にある広場は、周囲より一段低くなっており、大雨のときに公園内に降った雨を外に出さないようにできている。
 園路の脇に並んでいる木製のベンチは、「かまどベンチ」 との表示がある。地震などにより焼け出された避難民が、ベンチの座る部分を撤去すると、下から竈 (炉) が出てくる構造である。舗装園路の中ほどにマンホールの蓋のようなものがあるが、これは災害時のトイレである。園内の防災倉庫の中に、便座や組み立て式カーテンなどが入っていて、即席のトイレができるのである。今から20年前の大地震の直後、神戸を視察したことがあるが、一番困るのは水とトイレであるとの話を聞いた。

米野D
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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