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井伊谷城址

 今年のNHK大河ドラマ 「おんな城主直虎」は、今週末、いよいよ最終回を迎える。今川、武田、徳川といった強力な戦国大名に挟まれた 「井伊谷 (いいのや)」 の城主・次郎法師直虎の波乱に満ちた一生の物語である。井伊家といえば彦根城や、幕末に名を馳せた大老・井伊直弼を頭に浮かべることができるが、戦国時代の井伊家の歴史は知らなかった。大河ドラマが始まったのは昭和38年 (1963) のことで今年は56回目になるが、その第1回目は「花の生涯」、井伊直弼の物語であった。
 井伊家発祥の地 「井伊谷」 は、浜名湖の北、井伊谷川流域の狭い平野にある。しかし、この地はミカン栽培に適するほど温暖であり、石灰岩を基盤とする安定した土地で地震にも強いことから、弥生・古墳の時代から人々が住み着いてきた。平地には井伊家の居館、武士や農民の住居などがあり、標高115mの丘の上に井伊谷城が築かれていた。

井伊谷マップ

 直虎が出家して修行を積んだという 「龍潭寺」 近くに、井伊家初代・共保が産湯に使った井戸がある (上の写真)。その奥にこんもりと見えるのが城址のある丘陵である。山の斜面はかなりの急な勾配で、山頂には土塁が築かれるなど、攻める側には厳しい山城であったと思われる。
 城址からは、井伊谷の里を一望することができる。中央の樹林の中に龍潭寺があり、その隣に南北朝時代の宗良親王を祀る 「井伊谷宮」 が鎮座している。宗良親王はこの地を本拠に、50年あまりに亘り、南朝・吉野朝のために活躍したという。とにかく多くの物語のある土地柄である。

井伊谷G
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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