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員弁のセメント工場
桑名インターを降りて、員弁の谷に入ったときから気になる山があった。鈴鹿山脈の頂のひとつに横縞模様がくっきりと見えているのである。砕石の採掘だろうか、あるいは藤原岳は石灰岩の山であるので、石灰岩採取かも知れないと考えていた。
宇賀渓を見た後、次の目的地 「中里貯水池」 に向かう途中、車中からセメント工場の煙突が見えてきた。工場の壁にHOKUSEI REMICONの文字が記してある。いなべ市の北勢レミコンの工場である。水平に山を削りながらそのまま工場に運び、生コンを生産している会社である

伊吹山の北側にもセメント工場があるのを知っている。大垣・赤坂でも石灰岩の採掘が行なわれているという。このあたりには、豊富な石灰の地層があるのであろう。セメントは、建築や土木にとって必須の材料であるのでやむを得ないが、藤原岳に連なるこの山が、どこまで削られるのか心配にはなる。
石灰の地層は、大昔には珊瑚礁であったと認識しているが、ヨーロッパの北部にも石灰岩台地があるので驚く。左の写真はアイルランドの西海岸、かつて地球が丸いとは思われていなかった時代に、地の果てと考えられていた。海はアラン諸島の浮かぶ大西洋、ケルンの奥に写る人物は私。不毛の石灰岩台地を4時間も歩いて草臥れ果てた姿である。
右の写真はイタリア半島の対岸の国クロアチアである。かつてはユーゴスラビアを構成していた国である。アドレア海に面する海岸地方も石灰岩ばかりであった。こういった景色を見ると、石灰岩は無尽蔵かと思えてくる。

宇賀渓を見た後、次の目的地 「中里貯水池」 に向かう途中、車中からセメント工場の煙突が見えてきた。工場の壁にHOKUSEI REMICONの文字が記してある。いなべ市の北勢レミコンの工場である。水平に山を削りながらそのまま工場に運び、生コンを生産している会社である

伊吹山の北側にもセメント工場があるのを知っている。大垣・赤坂でも石灰岩の採掘が行なわれているという。このあたりには、豊富な石灰の地層があるのであろう。セメントは、建築や土木にとって必須の材料であるのでやむを得ないが、藤原岳に連なるこの山が、どこまで削られるのか心配にはなる。
石灰の地層は、大昔には珊瑚礁であったと認識しているが、ヨーロッパの北部にも石灰岩台地があるので驚く。左の写真はアイルランドの西海岸、かつて地球が丸いとは思われていなかった時代に、地の果てと考えられていた。海はアラン諸島の浮かぶ大西洋、ケルンの奥に写る人物は私。不毛の石灰岩台地を4時間も歩いて草臥れ果てた姿である。
右の写真はイタリア半島の対岸の国クロアチアである。かつてはユーゴスラビアを構成していた国である。アドレア海に面する海岸地方も石灰岩ばかりであった。こういった景色を見ると、石灰岩は無尽蔵かと思えてくる。

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