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鐘楼の玉石積
信長街道に面して、善敬寺 (ぜんきょうじ) というお寺がある。山門を入ってすぐ左に立派な鐘楼があるのだが、その台座となる石積みが素晴らしい。大振りな玉石を、楕円形の4面を削って (はつって)、頑丈に組み合わせている。
多くは花崗岩だと思われるが、中には極端に白っぽいものや、鉄錆のような色をした石も混ざっている。中央の一番目立つところに、五弁の花を模ったようなシンボリックな石がはめ込まれている。住職の指示によるものか、石工のこだわりなのか分からないが、石垣作りの心意気が伝わってくる。

玉石は川を流された割れ石が、長年に亘る水の力で角が取れ、丸くなったものと認識している。小さな砂利やソフトボール大の玉石なら有りうると思うのだが、これほど大きな石が最下流部のこの地まで到達するのだろうか? それとも上流部の玉石を舟などで運んで来たのであろうか?
堂卯を巡る細い通路に板石が貼ってある。途中、緩やかに方向を変えるように曲げて造られている。茶庭などの庭造りに使われる手法で、眺めの気分の変化を狙っており、設計者の美意識を感ずることができる。境内に夏の到来を告げるノウゼンカズラが、橙色の花を咲かせていた。

多くは花崗岩だと思われるが、中には極端に白っぽいものや、鉄錆のような色をした石も混ざっている。中央の一番目立つところに、五弁の花を模ったようなシンボリックな石がはめ込まれている。住職の指示によるものか、石工のこだわりなのか分からないが、石垣作りの心意気が伝わってくる。

玉石は川を流された割れ石が、長年に亘る水の力で角が取れ、丸くなったものと認識している。小さな砂利やソフトボール大の玉石なら有りうると思うのだが、これほど大きな石が最下流部のこの地まで到達するのだろうか? それとも上流部の玉石を舟などで運んで来たのであろうか?
堂卯を巡る細い通路に板石が貼ってある。途中、緩やかに方向を変えるように曲げて造られている。茶庭などの庭造りに使われる手法で、眺めの気分の変化を狙っており、設計者の美意識を感ずることができる。境内に夏の到来を告げるノウゼンカズラが、橙色の花を咲かせていた。

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