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熊野古道(馬越峠)
熊野周辺は、日本書紀にも記されている自然崇拝の地であり、熊野古道は、熊野三山 (熊野本宮大社、熊野連玉大社、熊野那智大社) へと通ずる参詣道である。平安時代、宇多法皇 (867~931) が行幸したのが最初という。白河上皇 (1053~1129) が足繁く参詣したころから、京の貴族たちにも流行することとなった。江戸時代には、庶民にとっても伊勢詣と並ぶ人気の参詣道であった。明治になって人々の足は急速に遠のいてしまったが、平成16年の世界遺産登録を契機に、ふたたび、人々の注目を浴びるようになった。

熊野古道は、京や伊勢からいくつかのルートがあるが、伊勢から熊野連玉大社までの道を 「伊勢路」 という。紀伊半島は、大きな山塊が海まで迫っているので、古くから交通ルートは限られている。古道は時代とともに新しい道に置き換わり、今は国道などが走っている。しかし、峠道は開発の波に乗ることがなかったので、今も昔の姿を留めている。 「馬越峠 (まごせとうげ) 」 はそのひとつ、紀伊長島から尾鷲への国道42号線沿いに駐車場があり、そこから古い石畳の道を歩くことができる。



熊野古道は、京や伊勢からいくつかのルートがあるが、伊勢から熊野連玉大社までの道を 「伊勢路」 という。紀伊半島は、大きな山塊が海まで迫っているので、古くから交通ルートは限られている。古道は時代とともに新しい道に置き換わり、今は国道などが走っている。しかし、峠道は開発の波に乗ることがなかったので、今も昔の姿を留めている。 「馬越峠 (まごせとうげ) 」 はそのひとつ、紀伊長島から尾鷲への国道42号線沿いに駐車場があり、そこから古い石畳の道を歩くことができる。


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