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西尾市の岩瀬文庫 その2
岩瀬文庫の入口あたりに、青瓦の可愛らしい建物がある。木造板張りの壁を白いペンキで塗った、おとぎ話に出てくるような小さな家である。看板を見ると 「おもちゃ館」 とあり、なるほどと思わせられる。今回は中まで見ることは出来なかったが、子どもの喜ぶようなグッズが展示されているのだろう。
帰ってから施設案内の冊子を見ると、この建物のもともとは、大正15年に建設された 「岩瀬文庫児童館」 だという。岩瀬弥助は、毎月一定金額を本の購入に当てていた。その中には、子どもたちにも読んでもらいたいとの考えから、児童書も含まれていたものと思われる。この建物も、旧書庫とともに、国の登録文化財に指定された。

新しいガラス張りのミュージアム全体をカメラに収めようと、芝生広場の外れまで歩いていくと、そこに珍しい木があった。枝全体に直径1センチほどの茶色の実がついている。マメナシ (イヌナシ) という野生の梨で、この東海地方に限って自生する貴重な種類である。
名古屋にもあるが数少なく、昭和区や守山区の、溜池の畔や湿地に数か所の自生地が確認されているのみである。西尾市でも八ツ面山東の矢作古川の岸辺に自生があるという。岩瀬文庫のマメナシは、今から50年ほど前、開発により伐採されそうになった木を、心ある人たちの手でこの地に移植したものという。


帰ってから施設案内の冊子を見ると、この建物のもともとは、大正15年に建設された 「岩瀬文庫児童館」 だという。岩瀬弥助は、毎月一定金額を本の購入に当てていた。その中には、子どもたちにも読んでもらいたいとの考えから、児童書も含まれていたものと思われる。この建物も、旧書庫とともに、国の登録文化財に指定された。

新しいガラス張りのミュージアム全体をカメラに収めようと、芝生広場の外れまで歩いていくと、そこに珍しい木があった。枝全体に直径1センチほどの茶色の実がついている。マメナシ (イヌナシ) という野生の梨で、この東海地方に限って自生する貴重な種類である。
名古屋にもあるが数少なく、昭和区や守山区の、溜池の畔や湿地に数か所の自生地が確認されているのみである。西尾市でも八ツ面山東の矢作古川の岸辺に自生があるという。岩瀬文庫のマメナシは、今から50年ほど前、開発により伐採されそうになった木を、心ある人たちの手でこの地に移植したものという。


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