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蓬左文庫の旧書庫 (2014・5・11の再掲)
岩瀬文庫は、2003年に再整備されましたが、その翌年の2004年には、名古屋の蓬左文庫(徳川園)もリニューアルオープンしています。両者とも我が地方の誇りとなる文化施設ですので、ここに並べて見ていただくために再掲します。
名古屋市東区の徳川園には、徳川美術館とともに 「蓬左文庫」 がある。この文庫には、尾張徳川家の旧蔵書を中心に、日本、中国、朝鮮の古典籍約10万点が所蔵されている。中でも有名なのは 「源氏物語 (河内本) 」、最古の写本として重要文化財にも指定されている。
大御所家康が駿府で亡くなった後、約3000冊の蔵書が初代尾張藩主・義直に相続された。「駿河御譲本」 と呼ぶ。義直は学問を好み、その後も書物を集め続けたが、それらが「 蓬左文庫」 の元になっている。戦後( 昭和25年)、徳川黎明会は文庫を手放すこととなったが、名古屋市にまとめて移管されたので散逸することなく、この地で博物館として公開されている。

「旧書庫」 は、尾張徳川家大曽根邸創建時 (明治20年代) に建てられた土蔵2棟を、昭和10年に合体したものである。平成13年の徳川園再整備で曳家移転するまでは、収蔵庫として使用されていた。現在は、美術館と連結した蓬左文庫側のエントランスとして利用されている。今年3月に、園内の黒門や蘇山荘などとともに、国の登録文化財に指定された。
徳川園の日本庭園は、「春の牡丹」 や 「秋の紅葉」 の名所となっている。

名古屋市東区の徳川園には、徳川美術館とともに 「蓬左文庫」 がある。この文庫には、尾張徳川家の旧蔵書を中心に、日本、中国、朝鮮の古典籍約10万点が所蔵されている。中でも有名なのは 「源氏物語 (河内本) 」、最古の写本として重要文化財にも指定されている。
大御所家康が駿府で亡くなった後、約3000冊の蔵書が初代尾張藩主・義直に相続された。「駿河御譲本」 と呼ぶ。義直は学問を好み、その後も書物を集め続けたが、それらが「 蓬左文庫」 の元になっている。戦後( 昭和25年)、徳川黎明会は文庫を手放すこととなったが、名古屋市にまとめて移管されたので散逸することなく、この地で博物館として公開されている。

「旧書庫」 は、尾張徳川家大曽根邸創建時 (明治20年代) に建てられた土蔵2棟を、昭和10年に合体したものである。平成13年の徳川園再整備で曳家移転するまでは、収蔵庫として使用されていた。現在は、美術館と連結した蓬左文庫側のエントランスとして利用されている。今年3月に、園内の黒門や蘇山荘などとともに、国の登録文化財に指定された。
徳川園の日本庭園は、「春の牡丹」 や 「秋の紅葉」 の名所となっている。

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