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宮島・厳島神社の大鳥居
厳島神社の創建は、推古元年 (593) と伝えられている。その後、仁安3年 (1168) に、平清盛によって現在のような社殿に造営された。建築様式は 「寝殿造り」、平安貴族の住居のつくりである。浅瀬の海中に回廊が伸び、「池泉」 が設けられる前面は瀬戸内の海という趣向である。
清楚に配列された柱や梁は鮮やかな朱塗り、屋根は荘厳な檜皮葺である。床は厚みのある板敷き、柱の立つ土台は平らな面をもつ自然石になっている。木柱の根元は、打ち寄せる海水にさらされている。平家滅亡後も鎌倉時代に再建され、その後も毛利氏や豊臣氏などの庇護に支えられて今日に伝えられている。

本社の拝殿から108間 (約200m) 沖に大鳥居が立っている。高さ約16m、棟の長さは24mである。主柱の太さは、周り31尺 (約9m)、4本の控柱 (稚児柱という) に支えられながら
自重で立っているという。満潮時は海中に浮かんでいるように見えるが、潮が引くと砂浜を渡って根元まで近寄ることができる。
現在の大鳥居は8代目、明治8年 (1875) に完成した。材は 「楠 (くすのき)」 で、宮崎県と香川県から伐り出されたものである。昭和26年に根元の大修理が行なわれたが、その時に切り取られた部分が社殿の前に展示されていた。私の背丈よりもはるかに高く、直径3mはあろうかと思われる。厳島神社および前面の海、背後に聳える弥山原始林を含む約430haの森林は、平成8年にユネスコの世界遺産に登録された。


清楚に配列された柱や梁は鮮やかな朱塗り、屋根は荘厳な檜皮葺である。床は厚みのある板敷き、柱の立つ土台は平らな面をもつ自然石になっている。木柱の根元は、打ち寄せる海水にさらされている。平家滅亡後も鎌倉時代に再建され、その後も毛利氏や豊臣氏などの庇護に支えられて今日に伝えられている。

本社の拝殿から108間 (約200m) 沖に大鳥居が立っている。高さ約16m、棟の長さは24mである。主柱の太さは、周り31尺 (約9m)、4本の控柱 (稚児柱という) に支えられながら
自重で立っているという。満潮時は海中に浮かんでいるように見えるが、潮が引くと砂浜を渡って根元まで近寄ることができる。
現在の大鳥居は8代目、明治8年 (1875) に完成した。材は 「楠 (くすのき)」 で、宮崎県と香川県から伐り出されたものである。昭和26年に根元の大修理が行なわれたが、その時に切り取られた部分が社殿の前に展示されていた。私の背丈よりもはるかに高く、直径3mはあろうかと思われる。厳島神社および前面の海、背後に聳える弥山原始林を含む約430haの森林は、平成8年にユネスコの世界遺産に登録された。


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