Entries
槙原トンネルと乳岩山
新城市の長篠地区から川合地区に至る、宇連川右岸に沿って走る細い道がある。「望月街道」 と呼ぶ。この道路は、長篠の豪商・望月喜平治が莫大な私財を投じて開設したものである。延長約14km、明治19年 (1886) に完成した。
望月街道の中でも湯谷から槙原の間は、断崖絶壁が続くため工事は難航した。特に槙原トンネルをくり抜くのには多大な時間を要した。ここの岩は流紋岩で非常に硬いので、当時としては高価な火薬を使用してやっと完成させたという。当初は、馬と人がやっと通れるほどの幅と高さであったが、交通の発達とともに今の大きさに拡大された。

宇連川の支流「乳岩川」を遡ると次第に急な山道となり、時には階段を登ることとなる。目的地は 「乳岩山 (ちいわやま)」、流紋岩質凝灰岩でできている巨大な岩山である。標高は675m。
流紋岩は火山岩の一種、マグマの流動時に流れ模様をつくることからの命名。凝灰岩は火山灰の堆積でできる堆積岩のことである。乳岩山の南面に大小いくつかの洞窟がある。凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して乳房状の鍾乳石ができているので「乳岩」 と呼ばれる。国の名勝天然記念物に指定されている。

望月街道の中でも湯谷から槙原の間は、断崖絶壁が続くため工事は難航した。特に槙原トンネルをくり抜くのには多大な時間を要した。ここの岩は流紋岩で非常に硬いので、当時としては高価な火薬を使用してやっと完成させたという。当初は、馬と人がやっと通れるほどの幅と高さであったが、交通の発達とともに今の大きさに拡大された。

宇連川の支流「乳岩川」を遡ると次第に急な山道となり、時には階段を登ることとなる。目的地は 「乳岩山 (ちいわやま)」、流紋岩質凝灰岩でできている巨大な岩山である。標高は675m。
流紋岩は火山岩の一種、マグマの流動時に流れ模様をつくることからの命名。凝灰岩は火山灰の堆積でできる堆積岩のことである。乳岩山の南面に大小いくつかの洞窟がある。凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して乳房状の鍾乳石ができているので「乳岩」 と呼ばれる。国の名勝天然記念物に指定されている。

- 関連記事
-
- 土岐・高山の穴弘法 (2018/11/02)
- 槙原トンネルと乳岩山 (2018/09/03)
- 明治トンネル (2016/01/24)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/481-eebbccd8
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)