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岩津発電所堰堤

 岩津発電所の約1.4km上流に、発電所へ水を送るための堰堤 (ダム) がある。その中間に、「二畳ヶ滝」 という水量豊富で落差の大きい滝がある。この滝の発見が発電所建設のきっかけとなった。
 それまでに何度も失敗も重ねていた一人の電気技師が、電気事業の将来性に関心を寄せていた地元有力者と出会い、開発の敵地を探していた。彼は、矢作川水系巴川支流郡界川に大きな滝があると聞いて調査した結果、水量・落差とも充分であると判断して発電所建設に乗り出したのである。

岩津ダムマップ

 堰堤は、高さ4.55m、長さ27.95mで、粗石張玉石コンクリートでできている。当時は高価だったコンクリートを節約するために玉石が混入されている。コンクリートの手練り作業には、近郊の若者がたくさん駆り出されたという。
 川から取水された水は、延々1.4km下流の発電所まで水路で運ばれていく。このあたりは田畑や点在する農家など長閑な里山風景である。発電所の機械や建物は時代とともに変わったが、この堰堤は創建当時の姿を留めており、「現存する重要な土木構造物2800選」 として土木学会に選定されている。

岩津ダムG
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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