Entries
岩津発電所堰堤
岩津発電所の約1.4km上流に、発電所へ水を送るための堰堤 (ダム) がある。その中間に、「二畳ヶ滝」 という水量豊富で落差の大きい滝がある。この滝の発見が発電所建設のきっかけとなった。
それまでに何度も失敗も重ねていた一人の電気技師が、電気事業の将来性に関心を寄せていた地元有力者と出会い、開発の敵地を探していた。彼は、矢作川水系巴川支流郡界川に大きな滝があると聞いて調査した結果、水量・落差とも充分であると判断して発電所建設に乗り出したのである。

堰堤は、高さ4.55m、長さ27.95mで、粗石張玉石コンクリートでできている。当時は高価だったコンクリートを節約するために玉石が混入されている。コンクリートの手練り作業には、近郊の若者がたくさん駆り出されたという。
川から取水された水は、延々1.4km下流の発電所まで水路で運ばれていく。このあたりは田畑や点在する農家など長閑な里山風景である。発電所の機械や建物は時代とともに変わったが、この堰堤は創建当時の姿を留めており、「現存する重要な土木構造物2800選」 として土木学会に選定されている。

それまでに何度も失敗も重ねていた一人の電気技師が、電気事業の将来性に関心を寄せていた地元有力者と出会い、開発の敵地を探していた。彼は、矢作川水系巴川支流郡界川に大きな滝があると聞いて調査した結果、水量・落差とも充分であると判断して発電所建設に乗り出したのである。

堰堤は、高さ4.55m、長さ27.95mで、粗石張玉石コンクリートでできている。当時は高価だったコンクリートを節約するために玉石が混入されている。コンクリートの手練り作業には、近郊の若者がたくさん駆り出されたという。
川から取水された水は、延々1.4km下流の発電所まで水路で運ばれていく。このあたりは田畑や点在する農家など長閑な里山風景である。発電所の機械や建物は時代とともに変わったが、この堰堤は創建当時の姿を留めており、「現存する重要な土木構造物2800選」 として土木学会に選定されている。

- 関連記事
-
- 作手の見代発電所跡 (2019/02/19)
- 岩津発電所堰堤 (2018/12/27)
- 岡崎の岩津発電所 (2018/12/23)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/508-76df45ba
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)