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木曽川・トンボ池の「聖牛」

 「トンボ池」は、木曽川の本流が取り残されてできた池で、「河跡湖」と呼ばれるものである。西に向かって流れていた木曽川が、南へ向きを変えるあたりの右岸、岐阜県笠松町にある。この池の干上がったところに「聖牛」が設置されている。「ひじりうし」と読む。
 「聖牛」とは、角の生えた牛が寝そべっているような形に見えるところからの命名である。元々は丸太を三角錘に組み合わせるが、ここでは耐久性を考えてコンクリート製の四角い柱を鉄線で縛り付けている。根元は、大きな玉石で支えられている。

聖牛マップ

 この砂防施設は、武田信玄が創案したといわれている。洪水時に上流から流されてきた土砂を、岸側に堆積させることで堤防を守ることができる。江戸時代から盛んに築かれ、山梨県の釜無川・笛吹川や静岡県の天竜川・富士川などに設置されている。木曽川の聖牛は大正13年から昭和13年にかけて設置された。
 現在のトンボ池は本流からかなり離れているので、地盤も安定して大きな樹木が繁茂している。このような水湿地にはヤナギのような水を好む植物が自生する。その中に「アカメヤナギ(マルバヤナギ)」の群生があった。この木は、鶴舞公園のベビーゴルフ場にも2本残っている。ここはかつての「鯱ヶ池」の跡地で、やはり水湿地であった。

聖牛G
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:「園長さんのガーデンライフ」
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