Entries
鹿乗橋
春日井市と瀬戸市の間、庄内川にかかる古い橋がある。「鹿乗橋(かのりばし)」という。完成は明治43年(1910)、全長73m、幅員が4.5mと狭いので現在は春日井から瀬戸への一方通行となっている。
解説書などによると、“明治時代に造られた11のスチールアーチ橋のうち、現存するひとつとして貴重な存在”とある。木が茂っていて橋の下部は見づらいが、隙間から眺めてみると鉄ではなく、骨太のコンクリート製のアーチが見える。

この橋は、「メラン工法」という工法で建設されたものである。この工法は、「メラン材」と呼ばれる鋼製アーチをあらかじめ架設しておき、これをコンクリートで巻き上げていくのだという。40年ほど過ぎた昭和26年(1951)に、老朽化してきたアーチ部分をコンクリートで補強もしている。そのためか、全体がコンクリート橋に見える。
多治見から岡崎の間は、現在は愛知環状鉄道により結ばれているが、かつてはバス路線が走っていた。昭和5年(1930)に、全国初となる省営(鉄道省経営)によるバスが営業を開始したのである。岡崎~多治見間、瀬戸記念橋~高蔵寺間の路線バスが、この鹿乗橋の上を走っていた。

解説書などによると、“明治時代に造られた11のスチールアーチ橋のうち、現存するひとつとして貴重な存在”とある。木が茂っていて橋の下部は見づらいが、隙間から眺めてみると鉄ではなく、骨太のコンクリート製のアーチが見える。

この橋は、「メラン工法」という工法で建設されたものである。この工法は、「メラン材」と呼ばれる鋼製アーチをあらかじめ架設しておき、これをコンクリートで巻き上げていくのだという。40年ほど過ぎた昭和26年(1951)に、老朽化してきたアーチ部分をコンクリートで補強もしている。そのためか、全体がコンクリート橋に見える。
多治見から岡崎の間は、現在は愛知環状鉄道により結ばれているが、かつてはバス路線が走っていた。昭和5年(1930)に、全国初となる省営(鉄道省経営)によるバスが営業を開始したのである。岡崎~多治見間、瀬戸記念橋~高蔵寺間の路線バスが、この鹿乗橋の上を走っていた。

- 関連記事
-
- 天竜峡大橋とラウンドアバウト (2019/11/09)
- 鹿乗橋 (2019/03/15)
- 山口県岩国の「錦帯橋」 (2018/08/03)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/529-8693131c
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)