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名古屋城のカヤ
名古屋城の正門をくぐってすぐ左のところに、ボリューム感のある古木が見える。高さ16m、幹周り8mもの巨木で、国の天然記念物に指定されている。樹齢600年と推定されていることから、名古屋城築城の慶長15年(1610)以前から生えていたことになる。
元和元年(1615)の「大坂夏の陣」は初代藩主・義直の初陣であったが、武運を祈願してカヤの実を食膳に載せたといわれている。以来、尾張藩では、毎年正月祝いの主君の膳に供されたという。

カヤは、葉の先端が鋭い棘になる常緑針葉樹である。雌雄異株で雌の木にしか実が成らないが、この木は雌樹である。城内にはオニグルミの林もあるが、これらのカロリーの高いナッツ(木の実)は籠城の際の非常食として保存されていたものと思われる。
昭和20年(1945)の名古屋城炎上のときにはこのカヤも火を浴びたが、幸いなことに枯損には至らず、今も旺盛な樹勢を保っている。株の根元には、「天然記念物 名古屋城の榧」と記した石柱があり、その隣に木製の説明板が立っている。


元和元年(1615)の「大坂夏の陣」は初代藩主・義直の初陣であったが、武運を祈願してカヤの実を食膳に載せたといわれている。以来、尾張藩では、毎年正月祝いの主君の膳に供されたという。

カヤは、葉の先端が鋭い棘になる常緑針葉樹である。雌雄異株で雌の木にしか実が成らないが、この木は雌樹である。城内にはオニグルミの林もあるが、これらのカロリーの高いナッツ(木の実)は籠城の際の非常食として保存されていたものと思われる。
昭和20年(1945)の名古屋城炎上のときにはこのカヤも火を浴びたが、幸いなことに枯損には至らず、今も旺盛な樹勢を保っている。株の根元には、「天然記念物 名古屋城の榧」と記した石柱があり、その隣に木製の説明板が立っている。


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