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豊橋市「下条取水場」
豊橋市では、上水道の水源を探すために、大正13年から調査が始められた。2年におよぶ探索の結果、豊川(とよがわ)の伏流水を利用するのが最も適当と結論づけられた。工事は昭和2年から開始され、竣工したのは昭和5年のことである。
豊橋市街と豊川対岸の下地町12万人に給水が行なわれた。取水方式は、豊川河床2.4mのところに直径1.8cmの穴の開いたコンクリート管を埋めて伏流水を集める「集水埋渠方式」が採用された。この方式の利点は、取水量が安定することと、河床が濾過層の役割を果たすため、きれいな水が得られることである。

下条取水場で得られた水は、少し離れた小鷹野浄水場に送られて浄化された後、隣にある多米屏風岩山頂(海抜53m)にある配水場に上げられて各戸に送水されている。豊川での取水量は毎秒243リットルにもおよび、豊橋市全体の給水量の約40%をまかなっているという。


豊橋市街と豊川対岸の下地町12万人に給水が行なわれた。取水方式は、豊川河床2.4mのところに直径1.8cmの穴の開いたコンクリート管を埋めて伏流水を集める「集水埋渠方式」が採用された。この方式の利点は、取水量が安定することと、河床が濾過層の役割を果たすため、きれいな水が得られることである。

下条取水場で得られた水は、少し離れた小鷹野浄水場に送られて浄化された後、隣にある多米屏風岩山頂(海抜53m)にある配水場に上げられて各戸に送水されている。豊川での取水量は毎秒243リットルにもおよび、豊橋市全体の給水量の約40%をまかなっているという。


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