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御前埼灯台

 遠州灘は昔から、岩礁での座礁や荒波による難破などが多く、船舶航行の難所といわれてきた。徳川幕府は寛永12年 (1635)、この地に 「見尾火(みおび)灯明台」 を設置したという。明治7年 (1874) には、英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計によるレンガ造りの大型洋式灯台が完成した。昭和20年、太平洋戦争の戦火により大きく損傷したが、4年後の復旧工事により元のように復元されて今に至っている。

御前崎N

 緑濃い崖の上に建つ白亜の灯台は、歴史的にも文化的にも価値が高いとして 「日本の灯台50選」 に選ばれている。灯台守夫妻の生活を描いた、昭和32年制作の松竹映画 「喜びも悲しみも幾歳月」 (木下恵介監督) の舞台になったことでも有名である。ちなみに市名は 「御前崎市」 であるが、灯台名は 「埼」 の字が使われている。

御前崎 マップ
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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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