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鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏

 今日は令和1年11月11日、何と1が5つも並んでいる。改元の年しか巡り会えない珍しい事象である。さらに10年後には、令和11年11月11日という日がやってくる。このブログは現在530回の発信を数えるが、10年後まで書き続けて1000回を超えたいものと願っている。
 人の命は長くても100年ほどであるが、長寿の樹木イチョウは1000年以上も生き続けるという。鎌倉・鶴岡八幡宮の大石段の脇に1000年を超えると言われる大イチョウがあった。3代将軍源実朝を暗殺(1219)した公暁が隠れていたとも言われる有名なイチョウである。

鎌倉イチョウG

 ところが平成22年(2010)3月10日未明、強風に煽られて、この老樹は根元から倒伏してしまった。鶴岡八幡宮では再生・再起を願って、根元の幹は10mほど西側に移植し(上右の写真)、残された根株(下2枚の写真)も囲いをして保全をすることとした。
 約10年を経た今年秋に訪れてみると、移植した幹の根元から萌芽(ヤゴ)が何本も出ていた。元の位置に残された根株の方からも1本の若木が芽生え、すでに10mほどにも伸びている。イチョウは、進化の過程から見ると原始的な種で、それだけに強靭な生命力をもっているようだ。

鎌倉イチョウのマップ


季節通信52柿すだれ
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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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