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徳川園の門松

 明けましておめでとうございます。令和はじめての元旦です。今年もよろしくお願いいたします。
新年最初のブログですので、何かお正月らしい話題をと考え、徳川園の門松の写真を撮ってきました。ここの門松は、大変珍しく中央の竹が1本なのです。
 徳川園は東区徳川町にある庭園で、尾張2代藩主光友の隠居所「大曽根御下屋敷(おしたやしき)」の跡地にあります。近世武家文化の殿堂「徳川美術館」と古典籍の宝庫「蓬左文庫」を含み、日本庭園で構成されています。春の新緑、秋の紅葉、5月の牡丹や6月の花菖蒲の名所としても知られています。

徳川園門松G

 門松は、庭園の正面玄関「黒門」の前に据えられています。そもそも門松は、その年の安泰と収穫の無事を祈ってトシガミサマ(正月神)をお迎えする、そのご降臨される場所を示す目印(依代)として立てられます。12月の13日以降に、山から縁起の良い松の木を伐って「松迎え」をします。
 竹は、真横に切った「寸胴(ずんどう)」が元でしたが、斜めに切る「そぎ」を家康が始めました。家康が唯一敗戦をした「三方ヶ原の戦い」の後、武田信玄に対して、“次は斬る”という念を込めたのが始まりだと言います。徳川園では、尾張徳川家が伝えてきた「竹1本の門松」を模して作成しています。

徳川園門松H


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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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