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鶴岡八幡宮の参道

 鶴岡八幡宮は鎌倉八幡宮とも称し、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(1147~1199)ゆかりの神社である。頼朝の先祖である河内源氏2代目棟梁・頼義が、康平6年(1063)にこの地に勧請したのが始まりという。この神社も新年の参拝客が多く、初詣ベスト10の常連である。
 (有名な大銀杏につきましては、昨年の11月11日に掲載しましたのでご覧ください)
 由比ヶ浜から八幡宮まで、鎌倉の中心をほぼ南北に貫く参道を「若宮大路」という。中央の一段高い歩道と並木を「段葛(だんかずら)」と呼び、八幡宮の境内に位置づけられている。京の朱雀大路を模して、源頼朝が自ら築いたのだという。大型バスも行き来するメイン通りである。

鎌倉参道マップ

 大路に面して大きな酒屋がある。創業は明治33年(1900)、建物は昭和2年に建てられている。伝統的な出桁造りで、重なり合う屋根や長大な差鴨居など重厚な雰囲気である。敷地奥の蔵や運搬用トロッコも残されていて、近代商文化を伝える貴重な遺産となっている。
 1本西側には狭くて歩行者優先の「小町通り」が通っている。比較的大きなお店が多い大路に比べて小町の方は小さな店舗で、テイクアウトフードの店やこだわりグッズの店が並んでいる。日傘や帽子を商う各店舗の表情も個性的で、ついつい引き込まれて買いたくなってしまう。

鎌倉参道G


季節通信33七草粥

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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