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三角州のクリーク(運河)

 中国には古くから、「南船北馬」という言葉がある。北部の黄河流域は草原や丘陵が多く、穀物は畑作の麦である。輸送や移動には“馬”が使われる。これに対して南部の揚子江地域は三角州が多く、運河が張り廻されていて交通手段は“船”である。畑に代って田、麦の代わりに米を作っている。
 北方の国境には、遊牧民族からの攻撃に備えるために「万里の長城」を造った。南部では網の目のようにクリーク(水路)が造られてきた。また、隋の時代(7世紀ごろ)には、北京と杭州を繋ぐ延長2500kmにもおよぶ大水路、「京杭(けいこう)大運河」が完成している。

クリークG

 三角州のクリークは、稲作の民の移動により、日本にも佐賀平野などに伝わっている。今でも福岡県柳川では、クリークを使って舟遊びが楽しめるようになっている。運河の岸辺には民家が立ち並び、水面に向かって階段をつくるなど、水を生活に取り組んでいる様子を見ることができる。
 上と下左の写真は、上海から北へ向かって走る新幹線の中から撮影した。降り立ってクリークの畔を歩くことは出来なかったが、揚子江下流部の水田風景を見ることができた。下右は、北原白秋のふるさと柳川の「水郷川下り」である。

クリークH

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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