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台湾「十分(シーフェン)」のランタン祭り
2月に台湾を旅した。セントレアからフライト3時間という近い国である。サツマイモのような形をした島で、面積は九州よりも少し小さい。真ん中よりわずか南に北回帰線(夏至に太陽が真上に来る)が通る常夏の国である。2月というのに気温は20℃前後、薄い上着で過ごすことができた。
台北から1時間くらいの所に「九份(チューフェン)」という町がある。19世紀末に、金の採掘で栄えたが、今は採算が取れず閉山となっている。ところが、「千と千尋の神隠し」の一場面に登場したことで人気となり、日本人も含めた若者で賑わっていた。100段を超える急階段の両側に軒を並べる商店街である。

「九份」の隣が「十分」というのも面白い。ここには「平渓線(ピンシーシェン)」というローカル線の駅がある。線路沿いにひしめく雑多なお店が魅力の町である。この町のもう一つの売り物は、ランタン(天燈=テンダン)である。日本では考えられないが、線路の中へ入り込んで遊んでいる。
ランタンは、三国志の英雄「諸葛孔明」が発明したという。昼の狼煙(のろし)と同じように、夜の通信手段に使用した。竹で丸い枠をつくり、紙の風船をつける。燃料は油紙、火をつけると軽い空気が風船に貯まり、気球のように上昇する。何とも幻想的な風景である。


台北から1時間くらいの所に「九份(チューフェン)」という町がある。19世紀末に、金の採掘で栄えたが、今は採算が取れず閉山となっている。ところが、「千と千尋の神隠し」の一場面に登場したことで人気となり、日本人も含めた若者で賑わっていた。100段を超える急階段の両側に軒を並べる商店街である。

「九份」の隣が「十分」というのも面白い。ここには「平渓線(ピンシーシェン)」というローカル線の駅がある。線路沿いにひしめく雑多なお店が魅力の町である。この町のもう一つの売り物は、ランタン(天燈=テンダン)である。日本では考えられないが、線路の中へ入り込んで遊んでいる。
ランタンは、三国志の英雄「諸葛孔明」が発明したという。昼の狼煙(のろし)と同じように、夜の通信手段に使用した。竹で丸い枠をつくり、紙の風船をつける。燃料は油紙、火をつけると軽い空気が風船に貯まり、気球のように上昇する。何とも幻想的な風景である。


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