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井川ダム
大井川鐵道「井川線(南アルプスあぷとライン)」の終点は「井川」である。小ぶりな車両に乗り、途中の急坂は「アプト式電気機関車」に押されて登ってきた。蛇行する大井川に並行して走るので、細かいカーブの多い線路である。
井川駅を降りてしばらく進むと、巨大な井川ダムが見えてくる。堤高103.6m、堤延長243m、堤体積43万㎥である。水を湛える面積は422ha(東山・平和公園とほぼ同じ面積)、「井川湖」と呼ぶ。緑深い山々に囲まれ、満々と水を蓄えた美しい湖である。

井川ダムは、昭和27年に着手され32年に完成した。戦後の経済復興を背景に、電力需要が高まっていたのである。日本初の「中空重力式コンクリートダム」、全国3000か所の中で13か所のみという珍しい型式のダムである。(2019・11・18の「横山ダム」参照)
ダムの真下に「井川水力発電所」がある。約93mの高さから水を流し、最大出力6万2000kwを発電する。井川湖の湖畔を散策できる遊歩道を歩いた。元は井川ダムから堂平広場を結んでいた廃線敷で、愛称は「廃線小路」という。従前使われていたレールやトンネルはそのままである。

井川駅を降りてしばらく進むと、巨大な井川ダムが見えてくる。堤高103.6m、堤延長243m、堤体積43万㎥である。水を湛える面積は422ha(東山・平和公園とほぼ同じ面積)、「井川湖」と呼ぶ。緑深い山々に囲まれ、満々と水を蓄えた美しい湖である。

井川ダムは、昭和27年に着手され32年に完成した。戦後の経済復興を背景に、電力需要が高まっていたのである。日本初の「中空重力式コンクリートダム」、全国3000か所の中で13か所のみという珍しい型式のダムである。(2019・11・18の「横山ダム」参照)
ダムの真下に「井川水力発電所」がある。約93mの高さから水を流し、最大出力6万2000kwを発電する。井川湖の湖畔を散策できる遊歩道を歩いた。元は井川ダムから堂平広場を結んでいた廃線敷で、愛称は「廃線小路」という。従前使われていたレールやトンネルはそのままである。

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