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馬車道の石畳(南ボヘミアの城下町)
ヨーロッパの航空写真を眺めていると、見えてくるものがある。イタリア半島の突当りにアルプスの壁があり、北のドイツを隔てている。アルプスの北に丸い山並み、東に逆S字型の低い山脈がある。丸の中がボヘミアの盆地、S字の中がハンガリー平原である。
ボヘミアとその東のモラヴィアを合わせてチェコの国を構成する。さらに東は、かつてはひとつの国であったスロバキアである。アルプスを水源とするヴルタヴァ川(ドイツ語ではモルダウ川)がボヘミア盆地の水を集めて北へ流れ、プラハ(紫色の丸)を通ってハンブルグから北海へと注いでいる。

南ボヘミアに「チェスキー・クルムロフ」(赤い丸)という城下町がある。世界一美しいとも称される古都である。名前の由来が“川がS字に曲がるところ”と言われるとおり、水に囲まれた要害の地である。教会の尖塔を中心に赤い瓦屋根の建物が、形は様々であるが調和を保ちながら並んでいる。
町を歩く道路は小舗石の石畳で、ピカピカに磨かれている。今は自動車であるが、かつては馬車の車輪が石を削ったのであろう。交差点の角には、勢いのある馬車から家を守るために硬い自然石が積まれていた。消火栓も守られているが、その塗装の色合いが何とも可愛らしいではないか。

ボヘミアとその東のモラヴィアを合わせてチェコの国を構成する。さらに東は、かつてはひとつの国であったスロバキアである。アルプスを水源とするヴルタヴァ川(ドイツ語ではモルダウ川)がボヘミア盆地の水を集めて北へ流れ、プラハ(紫色の丸)を通ってハンブルグから北海へと注いでいる。

南ボヘミアに「チェスキー・クルムロフ」(赤い丸)という城下町がある。世界一美しいとも称される古都である。名前の由来が“川がS字に曲がるところ”と言われるとおり、水に囲まれた要害の地である。教会の尖塔を中心に赤い瓦屋根の建物が、形は様々であるが調和を保ちながら並んでいる。
町を歩く道路は小舗石の石畳で、ピカピカに磨かれている。今は自動車であるが、かつては馬車の車輪が石を削ったのであろう。交差点の角には、勢いのある馬車から家を守るために硬い自然石が積まれていた。消火栓も守られているが、その塗装の色合いが何とも可愛らしいではないか。

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