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ヨーロッパの畑作

 再び航空写真、今度はアップで見てみる。幾何学模様のモザイク画は、ヨーロッパの農村である。濃い緑色と黄みどり色、そして黄土色の3つに分かれている。黒っぽく見える濃い緑は自然の森、黄みどりは牧畜の草地、黄土色が畑である。
 ヨーロッパアルプスを除いて、あまり高い山がないので全体になだらかな丘陵である。畑は、日本の水田のように水平である必要がないので、地形のまま緩やかな傾斜地となっている。季節にもよるが、私の見たのは「ヒマワリ」、「菜の花」、「小麦」であった。いずれも広大で延々とどこまでも続いている。

ヨーロッパの畑 マップ

 オーストリアからチェコに入る辺り、EUになってからは国境での入国審査がないのでどちらか判然としないが、異様な真っ白な畑があった。車を降りて見てみると、驚いたことに「ケシ」である。花は終わってすでに実になっている。幸運にも、ひとつだけ花が残っていたので写真を撮ることができた。
 実の大きさは、卵より少し小さいくらい。白い粉を吹いたような色合いである。私の認識では、ケシはアヘンの原料になるので栽培禁止である。話を聞いてみると、この地方では麻薬を作るためでなく、「芥子粒」として食料にするために栽培しているとのことであった。

ヨーロッパの畑 G
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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