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落柿舎
一人で旅行をしたり、このブログの取材に行くときには、レンタサイクルをよく使用する。小さな町の歴史や文化を見て回る場合、歩くには遠すぎるし車ほどではないという時には自転車がちょうどいい。目的地へ行く道すがら、車では見過ごしてしまうような“小さな発見”もできることがある。
嵐山の駅近くには、いくつかのレンタサイクル屋さんがある。地形も平らだし、けっこう利用する観光客も多いのだろう。このときは、渡月橋を渡って松尾大社、苔寺、すず虫寺。左岸へ戻って竹林、野宮神社、大河内山荘、そして落柿舎を見た。駐車場を探さなくていい利点もある。

以前から、「落柿舎(らくししゃ)」という風流な名前だけは知っていた。嵐山の山裾のこんもりした樹林の前に人が集まっている。入り口も狭いので、入園を待って並んでいるのであろう。小さな門構えの扁額に、白い文字で落柿舎と記してある。予想通りの飄々とした庵であった。
この草庵は、芭蕉の弟子の向井去来の別荘であった。若くして武士を捨て俳諧の道を選んだ人である。芭蕉はここに3度滞在し、「嵯峨日記」を著した。去来本人も「落柿舎ノ記」を残している。たくさん柿が実ったので老商人に売ったところ、嵐が来て一晩のうちに柿すべてが落ちてしまった。去来は気の毒に思い、売ったお金をすべて返してあげたという。名前の由来である。


嵐山の駅近くには、いくつかのレンタサイクル屋さんがある。地形も平らだし、けっこう利用する観光客も多いのだろう。このときは、渡月橋を渡って松尾大社、苔寺、すず虫寺。左岸へ戻って竹林、野宮神社、大河内山荘、そして落柿舎を見た。駐車場を探さなくていい利点もある。

以前から、「落柿舎(らくししゃ)」という風流な名前だけは知っていた。嵐山の山裾のこんもりした樹林の前に人が集まっている。入り口も狭いので、入園を待って並んでいるのであろう。小さな門構えの扁額に、白い文字で落柿舎と記してある。予想通りの飄々とした庵であった。
この草庵は、芭蕉の弟子の向井去来の別荘であった。若くして武士を捨て俳諧の道を選んだ人である。芭蕉はここに3度滞在し、「嵯峨日記」を著した。去来本人も「落柿舎ノ記」を残している。たくさん柿が実ったので老商人に売ったところ、嵐が来て一晩のうちに柿すべてが落ちてしまった。去来は気の毒に思い、売ったお金をすべて返してあげたという。名前の由来である。


一人で旅行をしたり、このブログの取材に行くときには、レンタサイクルをよく利用する。小さな町の歴史や文化を見て回る場合、歩くには遠すぎるし車ほどではないという時には自転車がちょうどいい。目的地へ行く道すがら、車では見過ごしてしまうような“小さな発見”もできることがある。
嵐山の駅近くには、いくつかのレンタサイクル屋がある。地形も平らだし、けっこう利用する観光客も多いのだろう。今回は、渡月橋を渡って松尾大社、苔寺、すず虫寺。左岸へ戻って竹林、野宮神社、大河内山荘、そして落柿舎を見た。駐車場を探さなくていい利点もある。

以前から、「落柿舎」という風流な名前だけは知っていた。嵐山の山裾のこんもりした樹林の前に人が集まっている。入り口も狭いので、入園を待って並んでいるのであろう。小さな門構えの扁額に、白い文字で落柿舎と記してある。予想通りの飄々とした庵であった。
この草庵は、芭蕉の弟子の向井去来の別荘であった。若くして武士を捨て俳諧の道を選んだ人である。
芭蕉はここに3度滞在し、「嵯峨日記」を著した。去来本人も「落柿舎ノ記」を残している。たくさん柿が実ったので老商人に売ったところ、嵐が来て一晩の中に柿すべてが落ちてしまった。去来は気の毒に思い、売ったお金をすべて返してあげたという。名前の由来である。
嵐山の駅近くには、いくつかのレンタサイクル屋がある。地形も平らだし、けっこう利用する観光客も多いのだろう。今回は、渡月橋を渡って松尾大社、苔寺、すず虫寺。左岸へ戻って竹林、野宮神社、大河内山荘、そして落柿舎を見た。駐車場を探さなくていい利点もある。

以前から、「落柿舎」という風流な名前だけは知っていた。嵐山の山裾のこんもりした樹林の前に人が集まっている。入り口も狭いので、入園を待って並んでいるのであろう。小さな門構えの扁額に、白い文字で落柿舎と記してある。予想通りの飄々とした庵であった。
この草庵は、芭蕉の弟子の向井去来の別荘であった。若くして武士を捨て俳諧の道を選んだ人である。
芭蕉はここに3度滞在し、「嵯峨日記」を著した。去来本人も「落柿舎ノ記」を残している。たくさん柿が実ったので老商人に売ったところ、嵐が来て一晩の中に柿すべてが落ちてしまった。去来は気の毒に思い、売ったお金をすべて返してあげたという。名前の由来である。
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